あなたはどうやってゴルフ観戦してる？　凄腕ゴルフ女子が教える「ゴルフ脳が高まる」観戦方法

今月から日本では女子ツアーが開幕していますが、みなさんは試合を観戦したことはありますか？　私は（ゴルフを）やるのも、観るのも大好きなのですが、目的をもって観戦することはとても練習になると感じていて、まだ観戦したことないという人は開催会場が近いときにぜひ足を運んでみてほしい！　と思っています。

もちろん私たちがプレーする以上に「静かに観戦する」などマナーには十分気をつける必要がありますが、プロゴルファーのプレーを間近で見ることができるのはゴルフ好きにはたまらない時間だと思いますよ！　私がそうでしたしね（笑）。

観戦方法は自由ですが、多くの人は「ひとつのティーイングエリアで全選手のショットをみる」場合や「好きな選手についていき、一緒に回る」というケースが多いと思います。もちろんこの二つでもスウィングやコースマネジメントなどを見ることができ、勉強になることは多いはず。

ですが、私がオススメする観戦方法は「ひとつのグリーンにいること」です。というのも、この方法がもっとも自分のゴルフに参考にできるポジションだから。

そのなかでも注目してもらいたいのは、グリーン周りからのアプローチ。選手によって打つまでにどんな準備をするのか異なりますが、それぞれルーティンや間のとり方をよく観察してみてほしいんです！ 短い距離こそ雑になりがちですが、プロは短い距離こそ慎重に考え判断している。こういった些細な行動ひとつひとつを吸収することでゴルフ脳が高まっていくはずです！

アプローチだけでなくパッティングでも同じように“打つ前の行動”をよく観察することが大事で、できるだけ記録をしてほしい。すべてを取り入れる必要はありませんが、自分に合ったルーティンなどを見つける貴重な材料になるため上達する上ではとても重要なことだと私は思います。

プロのティーショットは迫力があって、感動的ですが、参考にするとしたら？　と考えるとやはりショットではないんです。とてもじゃないけど、真似できないですし（笑）。だけど、グリーン周りは別。もちろん技術を盗むことはできないけど、それ以外を参考にすることは可能で「スタンス」「グリップの握り方」「素振りの仕方」「打つまでのルーティン」など私たちアマチュアゴルファーが参考にできるポイントが意外と沢山つまっているんです！

観戦方法は自由です。あくまでも私が参考になるのは「ひとつのグリーンにいること」ということ。みなさんのゴルフ上達に役に立てれば嬉しいです。

※上山さんはアマチュアのためボランティアにて協力いただきました