飛距離アップはすべてのゴルファーの願望と言っても過言ではない。ドラコンプロ・安楽拓也が教える、飛距離を伸ばす“令和版”ヒールアップを、シングルハンディの腕前をもつイラストレーターの野村タケオが試してみた。

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。いきなりですが、いくつになっても飛ばしたいです! ゴルフは飛ばしじゃないのは分かっていても、飛距離が出るとゴルフは楽になるし、なにより飛んだら楽しいじゃないですか!

でも、いい歳なので、いまさら筋トレして飛距離を伸ばすなんてのはもう無理なんです。なんとかちょっとしたコツで飛距離を伸ばしたい!(わがままでスマン!)。そんな僕にとって最高な記事が週刊ゴルフダイジェスト4/12号に載っていました。それがドラコンプロである安楽拓也プロの「令和版ヒールアップ、ヒールダウン」という記事。「左かかとで”飛ばしスイッチ”ON!」とも書かれているので、これは期待できます! さっそくやってみることにしました!

画像: 週刊ゴルフダイジェスト2022年4月12日号で特集されていた、飛距離を伸ばす最新のヒールアップのコツを実践!

週刊ゴルフダイジェスト2022年4月12日号で特集されていた、飛距離を伸ばす最新のヒールアップのコツを実践!

ヒールアップと言うと、けっこう昔のプロがやっていたというイメージを僕はもっているのですが、最近はブライソン・デシャンボーやマシュー・ウルフなどの飛ばし屋プロがやっているんです。昔のヒールアップと”令和版”のヒールアップは何が違うのでしょうか?

昔のヒールアップは回転してから一気に左に体重移動をして、そこで左の壁を作り、ヘッドを走らせていたのです。

画像: 昔のヒールアップ。回転してから左に一気に体重を移してから、左の壁を作ってヘッドを走らせていた

昔のヒールアップ。回転してから左に一気に体重を移してから、左の壁を作ってヘッドを走らせていた

しかし”令和版”は回転速度を上げ、なおかつその回転を止めないようにフットワークを使うためにヒールアップをしているのです。でもフットワークを大きくして回転速度を上げようとすると、ブレるんじゃないかと心配になってしまいます。しかし安楽プロによると、自転車と同じでスピードが上がるほど安定するし、手で操作をしなくなるので、安定性が高くなるとのこと。

画像: ”令和版”ヒールアップ。左かかとを踏み込み、フットワークを使うことで回転速度を上げてヘッドも走らせる

”令和版”ヒールアップ。左かかとを踏み込み、フットワークを使うことで回転速度を上げてヘッドも走らせる

では、どうヒールアップをしてフットワークを使えばいいのでしょうか? テークバックからトップまでは左つま先と右かかとに乗るようにします。こうすることで、自然と腰が右に回ります。ちなみにこのときの体重配分は左3:右7くらい。そして右かかとからつま先へ、左つま先からかかと側へ体重を乗せるようにすると、勝手に腰が切れていきます。この回転が腰から体に伝わり、腕が振られる。この足からの連動性が大切ということです。

この足の動きと体の回転を体感しやすいのが、水平素振り。前傾してしまうとなかなかできないことも、真っすぐ立つと簡単にできるということなので、やってみました。

たしかに野球のように水平素振りをすると、足踏みをするような感覚で体が回る感じがわかります。水平素振りを何度かやって、その感じをつかんでから、前傾してやってみるといいですね。

画像: 水平素振りで足の動きをやってみると簡単だしわかりやすい

水平素振りで足の動きをやってみると簡単だしわかりやすい

なんとなく足をパタパタと動かすことで体が回る感覚がつかめたので、実際にボールを打ってみました。やはりボールを打つとなると、どうしても手で合わせにいってしまうような動きが出てしまいますが、何度も素振りをして、手で打つ感覚を少なくして打ってみると、たしかに足の動きで体が回転して手が振られるというのが少し分かりました。

ヒールダウンするときに左に体が動いてしまわなければ、ミスヒットになることも少なく、上手くインパクトができるように思います。この回転速度がが上がっていけば、ヘッドスピードが上がり、飛距離も伸びるんだろうな~とは思いました。

回転速度を上げる方法もこの記事には書かれていたのですが、それは上級編ということで、僕はまだ足のパタパタだけで体を回転させることを練習しないとダメですね。体が硬い人は僕のように左つま先を少し開いておくほうが回転しやすいと思います。でもこの動きでボールを打つのはけっこう難しいっす。最初は短めのアイアンで打つ練習からがいいのかも。

画像: ”令和版”ヒールアップを極端にやってみるとこんな感じ

”令和版”ヒールアップを極端にやってみるとこんな感じ

この”令和版”ヒールアップを覚えることで、最終的には回転速度を上げて飛距離アップもできそうですが、その前に、僕の場合は下半身主導で手を使わないスウィングが覚えられるような気がします。どうしても手で打ちにいくクセが直らないのですが、ヒールアップというひとつの動きを加えることで、下半身から動くということが理解しやすくなりました。少し慣れが必要でしょうが、水平素振りとかもやりながら、自分のスウィングに取り入れていきたいと思います。

手打ちで困っている人は、実際のショットではヒールアップをしなくても、素振りでこの感覚を取り入れていくのも良いんじゃないでしょうか。ぜひ一度試してみてください。

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