ゴルフの上達を目指すゴルファーにとって役立つ情報を発信する「みんゴル・ゴルファー応援隊」。隊長に就任したシングルプレーヤー・マツケンが上達のヒントになることをひとつずつ紹介する!

みなさんはラウンドするとき、スコアをつけないでプレーするという機会はありますか?

ほとんどの方が「せっかくゴルフに来たのだからスコアをつけないともったいない」「スコアをつけないゴルフなんてつまらない」と考えていることと思います。一般アマチュアの場合、それはごく自然なことと思いますが、いっぽうツアープロや競技アマなどの場合はどうでしょう?

たとえば、トーナメントの週の月曜日から水曜日などに設けられている指定練習日。その目的は 週末の試合本番に備えて、

【1】コースの下見
【2】スウィングチェック
【3】クラブの調整や新しいギアのテスト

などなどじつに多岐に渡ります。そうした目的でのラウンドですからほとんどスコアにはこだわりません。

同じ場所から打ち直したり(ツアーによって打ち直しが出来る回数が決まっていたりします)、グリーン周りでは試合当日のカップの位置を想定してさまざまな角度からラインをチェックしたりします。これはツアープロという特殊な事例ですが、みなさんもこうした「練習ラウンド」を取り入れてみてはいかがでしょうか?

一般ゴルファーにとっては毎回のラウンドが、プロにとっての「試合」に相当する「本番」だという方も多いのかも知れませんが、皆さんでも 「買い替えたクラブを試したい」「レッスンで教わった新しい体の使い方を試したい」など、その時々のいろんな課題やテーマをコースで試したいというケースもあると思います。

そうした目的にも関わらず、スコアは毎回しっかりつける、という方を多く見かけます。たとえば、ティーチングプロから指摘を受けたチェックポイントをコースで実践する。という場合、その動きができているかどうか? に一番こだわるべきかと思います。

画像: みなさんは毎ラウンドでスコアをつけますか?

みなさんは毎ラウンドでスコアをつけますか? 

でもいざコースに出てしまうとショットの成否やスコアに心を奪われ、せっかく掴みかけたレッスンの成果はどこかに消えていってしまう。これでは、スコアや結果にこだわることが上達の妨げになってしまっていることになります。コースに出る機会がそれほど多くないゴルファーには難しいことかも知れませんが、時にはスコアをつけない(いいスコアで上がることを考えない)ラウンドの機会を設けることが長い目で見ればゴルフの上達におおいに役立ちます。

たとえば、フェアウェイウッドが苦手という方。実戦ではほとんど上手くいかない為、バッグに入れてはいるが、ずっと封印している。コースではミスをしてスコアを崩すのが怖くて使えない。使う機会がないからいつまでも苦手なまま。これではあまりにも進歩がない。こうした現状を打破したい時、スコアをつけない「練習ラウンド」が役に立ちます。

たとえば、フェアウェイウッドの克服がテーマならその日はドライバーを封印し、とにかくフェアウェイウッドを打つ機会を増やす。アプローチの技術を高めたいのならあえてグリーンに届かないクラブで打ちとにかくアプローチの機会を増やす。

自分の場合、クラブの本数を減らしてプレーし、1本のクラブでいろいろな距離を打ち分けるという「練習ラウンド」をやったりします。このようにスコアをつけないというだけでいろんな課題や新しいスウィングへのチャレンジなどが大胆に出来るようになります。

こうしたプレー方法はいざやるとなるといろいろと問題もあると思いますし、18ホールすべてを課題克服に充てるのも現実的ではないかも知れません。こうした時に使い勝手がいいのが、早朝、薄暮などのハーフプレーです。河川敷コースなどでは一人でプレー出来るところもあります。ショートゲームがテーマならショートコースでもいいでしょう。

もちろんプレーの進行など、コースや周辺のプレーヤーに迷惑をかけずマナーをまもるのは大前提です。練習場での練習と本番ラウンドの繰り返し。これに行き詰まったら「練習ラウンド」を取り入れてみてください。新たなステップアップのきっかけになるかも知れません。

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