ゴルフの上達を目指すゴルファーにとって役立つ情報を発信する「みんゴル・ゴルファー応援隊」。隊長に就任したシングルプレーヤー・マツケンが上達のヒントになることをひとつずつ紹介する!

いつでも、どこでも、ゴルフ勘を養う

ゴルフは好きだけど普段は忙しくてなかなかクラブを握れない、やりたくても練習する暇がない、やっとラウンドに行けてもゴルフの「勘」を取り戻すのに精一杯で上達なんておぼつかない。そんなゴルファーも多いのではないでしょうか?

私自身がゴルフを始めたのは中学2年生。とにかくゴルフに夢中でしたが、けっして裕福ではありませんでしたので、ラウンドはおろか打球練習の機会も限られていました。それでもいつも頭の中はゴルフで一杯。自然と生活のすべてにゴルフを絡めるようになりました。

たとえば、左手の握力強化のためにカバンを持つ手はつねに左(利き手と逆)。電車では吊り革には捕まらずにアドレスの姿勢をキープして体幹強化。もちろん傘を持てば素振り(笑)。手すりを握る時はグリップの確認。駅のホームなどで平行なラインを見つけるとアライメントのチェック、歩く時も正確な歩測が出来るよう歩幅を揃えるように意識したり……いま思うと変な中学生でしたが、こうした経験がゴルファーとしての「勘」を育くんでくれ、上達に繋がったと思っています。

大人になってからも、たとえば、オフィス街を歩いていて、「3階建てのビルか、ウェッジで越えるかな?」とか、橋を渡っていても「この川はドライバーでもとても越せないな」などと妄想を含らませていました(笑)。街中でも、こうした「距離」や「高さ」に関してイメージを含ませることも「ゴルフ勘」「距離勘」を養うのにとても役に立ちました。

現代のゴルフでは距離計測器が普及していますから、とくに必要ないことに思えますが、プレーの際に求めれるのはボールの「高さ」と「距離」を合わせた弾道のイメージです。目の前の枝をクリアするにはどれくいの高さが必要か、そうした判断には高さと距離を合わせた「距離勘」が不可欠なのです。

距離勘以外にもグリーンの読みには、通勤や散歩で毎日通る道の地形を意識し、足裏で傾斜を感じる習慣をつけておくとグリーン上での感覚を研ぎ澄ますことに繋がります。

画像: ゴルフ勘はいつでも、どこでも養える。

ゴルフ勘はいつでも、どこでも養える。

それから普段から意識しておくと役に立つのが、風向きと方角の関連です。その日吹いているのが北風なのか南風なのか、オフィスや自宅での東西南北の位置はどうなっているのか。確認してみてください。こういうことを普段から気にしているとコースに出た時にその日の風向きがイメージしやすくなり、風向きの判断が適格になります。

最後にもうひとつ、普段気をつけていると役立つのが、歩き方。背筋を伸ばし、真っすぐ正面を向いて腿の付根から脚を振り出す。正しく歩くことで歩測が正確になるほか、プレー中の呼吸やリズムが整いやすく、安定したプレーに繋がります。

コースや練習場に行けなくてもこうして「ゴルフ勘」を養ってレベルアップに繋げましょう。

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