東京は日本橋にあるシングルやクラチャンのゴルファーが集まるお店「ゴルフレンド日本橋店」。店主の大野和昭さん自身も競技ゴルファーでクラブ競技に出場する、クラチャン経験者。彼と話すとゴルフのヒントがもらえたり、大好きなゴルフ談義ができるといつもも常連さんたちでにぎわう。そこで事件が……

ゴルフ談義に花が咲いているなか、ウェッジのロフト角を立てて欲しいとやってきた常連さん。理由を聞くと「フルショットで思ったような飛距離が出ない」とのこと。
「ウェッジで飛ばしてどうするの? 見栄っ張りなんだから」と大野さんはいいながら、ロフトゲージにウェッジを固定してスペックを測定した。すると……

スペックを見てロフトを立ててくれといわれたのが54度と58度のウェッジ。とくに54度が思ったように飛ばないから52度にしてくれというオーダーだった。
実際にロフトを計測してみると、その54度のウェッジは57度もあった。それは飛ばないわけだとその場にいた全員が納得した。

画像: ロフトが3度も寝ていた某海外メーカーのウェッジ。新品でもライ角、ロフト角が狂っていることもたまにあるという。おかしいな、と思ったらお店に行って、ぜひ一度確認を

ロフトが3度も寝ていた某海外メーカーのウェッジ。新品でもライ角、ロフト角が狂っていることもたまにあるという。おかしいな、と思ったらお店に行って、ぜひ一度確認を

「以前、ある女子プロが学生の頃、お店にきてくれて8番と9番とPWの飛距離があまり変わらない、というのでチェックしてみると、本当にロフトがほぼ同じでした。昔はそういうことも多かったですね。最近では少なくなったとはいえ、たまにお客さんが悩んでやってこられます。先日も、イマイチ飛距離差が出ないとやって来たお客さんのアイアンをチェックすると、7番と8番が1度しか変わりませんでした。思うように番手間の飛距離差が出ない人は一度チェックするといいでしょう」(大野さん)

新品でこのようにロフトが狂っていることは非常に稀なケースであるというが、軟鉄鍛造製のアイアンは長く使うことでロフトやライが狂ってくることもあるという。

しかし、番手の飛距離に疑問を感じても「自分の腕が下手だから」「自分がまだ使いこなせてないから」と自分のせいにしてそのまま使っているケースは少なくない。

どう打っても何番で打っても飛距離が変わらないという人は、自分のせいだと決めつけることなく、ひょっとしてクラブのせいかな、と疑ってみてはいかがだろうか。

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