教え上手で評判のレッスンプロ・小澤美奈瀬がイギリスに遠征! 名門ゴルフ場のいくつかを実際にプレーしたとのことで、ラウンドの様子を詳しくレポートしてもらっていたこの企画。最後に話してもらったのはセントアンドリュースにある7つのコースの中で一番新しい、セントアンドリュース・キャッスルコース!

こんにちは、小澤美奈瀬です。今回は、2008年にオープンしたセントアンドリュースで一番新しいキャッスルコースを回ってきましたので、レポートします。

画像: セントアンドリュース・キャッスルコースでプレーする小澤。セントアンドリュースの街並みを楽しみながらプレーできる

セントアンドリュース・キャッスルコースでプレーする小澤。セントアンドリュースの街並みを楽しみながらプレーできる

場所は全英オープンの会場として名高いオールドコースから車で約10分。高台に位置しており、セントアンドリュースの街並みを一望できる贅沢なコースです。

しかしこのコース、景色を楽しんでいる場合ではないほどの、とんでもない難関コースでした(笑)

まず、オールドコースとは違い、平坦な場所はほとんどありません。コース上のほとんどに起伏があり、傾斜もかなりキツいうえ、バンカーは深く、ラフはひざより長い……。OBはほぼなく、コース自体は広いのですが、ティーショットの落とし所はかなり狭かったです。

画像: ティーショットを打つ小澤。ラフは深く、起伏も激しいためティショットの正確性がコース攻略のカギだ

ティーショットを打つ小澤。ラフは深く、起伏も激しいためティショットの正確性がコース攻略のカギだ

それだけでもかなりキツいのに、ターゲットとなる目標物が全体的に少ないというリンクスならではの難しさもあります。現地ではセントアンドリュースの中で一番難しいコースと言われることも多いそうです。納得!

しかし、なんといってもいちばんの特徴はグリーンです。起伏が激しくてとにかく大きいんですよ‼ ピンポジをどこに置かれても傾斜が絡むので本当に難しいです。

このグリーンの難しさが実際のプレーにどういう影響をもたらすかというと、上げるアプローチが打てないんです。ボールが着地したあと、どう跳ねるかがわからないので、とにかくリスクの少ない転がしていくアプローチを選択することがほとんどでした。

青木功プロの「ゴルフはゴロフ」という名言が本当の意味で分かった気がします(笑)

このように、かなり難関のキャッスルコースでしたが私の調子が良かったこともあり、イギリス遠征史上もっともスコアがよく、最終ホールでバーディを取ればトータルでイーブンとビックチャンス!

迎えた最終18番ホール・パー5。ティーショットと4番ウッドでの2打目をフェアウェイにキープし、3打目を残り30ヤード弱とします。

普段ならここでは迷わずウェッジを選択しますが、前述のグリーンの起伏の激しさとベテランキャディさんからのアドバイスを考慮に入れ、パターをチョイス!結果は残念ながら寄せきれず、このホール、パー。パターでの寄せもしっかり練習していれば……。悔しい!トータルスコア73という結果になりました。

画像: 18番ホールからパターで30ヤード弱のアプローチを打つ小澤。カラーはなくフェアウェイも硬いため、パターが活躍する場は多い

18番ホールからパターで30ヤード弱のアプローチを打つ小澤。カラーはなくフェアウェイも硬いため、パターが活躍する場は多い

セントアンドリュース・オールドコース、カーヌスティ、キングスバーンズ、そしてセントアンドリュース・キャッスルコースと回ってきて思ったのは「ゴルフが日常に溶け込んでいる」というところです。

カート道が散歩コースとして開放されていたり、ティーイングエリアの後ろに喫茶店があったり、犬と散歩しながら回れたり、ゴルフはスコットランドの生活の一部であり、日常的な娯楽として愛されているように感じました。

画像: 犬を連れてキャッスルコースをラウンド中の現地のゴルファー。生活の中にゴルフが溶け込んでいる。

犬を連れてキャッスルコースをラウンド中の現地のゴルファー。生活の中にゴルフが溶け込んでいる。

ゴルフの聖地はゴルフを最も愛する人たちでつくられている。そう感じたイギリスゴルフ遠征でした。

画像: 【レッスン】ユージが“キウイコーチ”のもとでスウィング改造に挑戦! ダウンスウィングでの正しい上半身の動かし方とは?【右肩】 youtu.be

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