テーラーメイドのニュードライバー「ステルスグローレ」をプロゴルファー・堀口宜篤が試打! どのような性能になっているのか確かめた。

テーラーメイドが新たに発表し、2022年10月7日に発売が予定されている最新ドライバー「ステルスグローレ」。「やさしさは飛びやすさ」をコンセプトに日本のゴルファーに向けて開発された「グローレ」シリーズとしては今モデルが9代目となる。

2022年に発売されたカーボン製のフェースがウリの「ステルス」シリーズとグローレシリーズの特徴を融合させたモデルとなっていて、「ステルス」にも搭載されていた「カーボンツイストフェース」に加え、「SIM2」で採用されたアルミ素材のパーツを採用し溶接なしで組み上げるフォージドミルドアルミニウム構造によっても軽量化が図られている。

ソールにもカーボンを採用しており、その重量は専用のオリジナルシャフト「スピーダー NX for TM」のSフレックスを組み合わせたモデルで約278グラムとかなり軽量仕様。余剰重量はドローバイアス設計となるよう適切に配置され、振り抜きやすく、つかまりやすく、飛ばせる性能になっているという。

画像: テーラーメイド「ステルスグローレ」ドライバー(写真はロフト10.5度モデル)

テーラーメイド「ステルスグローレ」ドライバー(写真はロフト10.5度モデル)

もちろん、見た目についても「グローレらしいやさしさがあります」とプロゴルファー・堀口宜篤は評価する。

「クラウンのフェース寄りの部分が膨張色の白色になっていることもあり、よりヘッドが大きく見えて安心感があります。見え方もシャローで、なによりヘッドのトウ側にボリュームがあり、かつ少し右を向いている形状が、すごくつかまりがよく見えますね。構えたときに、やさしさはすごく感じます」(堀口)

では実際に打ってみるとどうだろう。ロフト10.5度のヘッドに専用オリジナルシャフトのSフレックスを組み合わせたモデルで堀口に試打を行ってもらった。結果の平均値とインプレッションは以下の通りだ。

【堀口のステルスグローレの試打結果】
HS46.2m/s キャリー239.5Y トータル262.5Y 打ち出し角11.8度 ボール初速63.6m/s スピン量2259rpm

「『ステルス』と同様、カーボンフェースという感じがほぼしませんね。打った時の打感はよく、心地よい打球音で飛ばしてくれます。そしてつかまりやすさはかなりありますね、これは右へのミスが気になるゴルファーでも安心して打てるでしょう。ちょっとこすったような当たり方でも、スピン量が増えはしますが右には曲がらず耐えてくれている印象です。そしてキレイに当たればドロー弾道で非常にスピン量が少ない球が打てます」

シャフトに関しては「先端が柔らかく、走ってきます。トップの位置から切り返したときに、しなりながら加速して下りてくる感じですね」という。

「ターゲット層にマッチしたシャフト性能と言えますが、もともとドローヒッターだと少しつかまり過ぎるかもしれませんね。ただ、性能が同じでネック調整機能、いわゆる“カチャカチャ”がついた『ステスルグローレプラス』というラインナップもあるので、そちらであればシャフトの交換もしやすいでしょう」

まとめると、ステルスグローレは、やさしい見た目と寛容性、そしてつかまりのよさに加え、カーボン製のフェースによる反発性能で飛距離性能も兼ね備えていると言えるだろう。「とくにスライスに悩む方には非常に助けになるドライバーですし、そうでないゴルファーにとっても、軽量でつかまるヘッドとしてじゅうぶん選択肢に入ってきそうです」と堀口は言う。

「専用のオリジナルシャフトとの組み合わせではメーカーが意図した右に逃がさないよう打てるドライバーですが、少しハードなシャフトと組み合わせるだけでつかまったフェードが打てたりと、性質が変わってきますし、クラブ全体の重量もより調整できます。とくに、今後もっと上達してヘッドスピードもどんどん上げていきたいと考えるゴルファーであれば、シャフト交換のしやすさも考えて『ステルスグローレプラス』、そうでなければ『ステルスグローレ』という選び方がいいでしょう」

協力/PGST

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