ゴルフコーチ辻村明志(47)が指導している、チーム辻村のメンバー・上田桃子、吉田優利、松森彩夏、プロテスト受験中の2人を合わせた5名がが取り組んでいる最強ドリルの数々。「チーム辻村・女子プロと一緒に上手くなる」シリーズの第2回です。

2022年シーズン、トップ10フィニッシュ17回、2位5回(プレーオフ2回)と活躍した吉田優利。彼女の急成長は、このドリルを取り組んできた成果だと思います。

優利にはダウンスウィングで右ひざが前に出るクセがありました。ダウンで右腰が落ち、右肩が下がって、クラブヘッドが外回りして下りてくるクセでした。 

ボクたちが目指しているのはレベルスウィング。その土台となるのが下半身で、足や太もも、腰といった下半身がレベルに回転しなければ、胸や肩、そして腕やクラブがレベルに回転することなどないのです。

バランスボールを両足で挟んで、右太ももを左に押し込む

画像: 吉田優利の練習法。右ひざと右太ももを左足へ押し込ように振り、左足で右足を受け止めることで、左サイドのカベができる。右ひざが前に出て、右肩、右腰が下がらないようにする(photo/Takanori Miki)

吉田優利の練習法。右ひざと右太ももを左足へ押し込ように振り、左足で右足を受け止めることで、左サイドのカベができる。右ひざが前に出て、右肩、右腰が下がらないようにする(photo/Takanori Miki)

このドリルはまず、両足の間に置いたバランスボールを内ももの筋肉(内転筋)で挟みます。そしてダウンからインパクト、フォロー、そしてフィニッシュにかけて、ボールが潰れるように右ひざと右太ももでボールを左足に押していくというものです。

優利は、ボールを挟んで素振りとショット練習を繰り返し行ったことで、右ひざが前に出るクセを修正し、同時に左足がボールと右足を受け止める、左サイドのカベも手にすることができました。

画像: 左サイドのカベのおかげで、フォローで両腕が伸び、スウィングアークが大きくなるので、飛距離アップにつながる(photo/Shinji Osawa)

左サイドのカベのおかげで、フォローで両腕が伸び、スウィングアークが大きくなるので、飛距離アップにつながる(photo/Shinji Osawa)

優利のように、すぐに効果が期待できるドリルです。みなさんもぜひ挑戦してみてください。

このような練習法が満載のチーム辻村ドリル本・第2弾「女子プロと一緒に上手くなるvol.2~超実戦編24のドリル」(184ページ・1600円/税込み1760円)

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