ゴルフを始めたばかりのビギナーにとって、スウィングについての疑問は尽きない。アマチュアへのレッスンのみならずコーチ育成にも携わるJJコーチに、ビギナーが見落としがちな「ティーアップのルール」について教えてもらおう。

昨今はスウィングに関するレッスン記事や動画が無数に存在し、ビギナーであってもそれらに目を通してゴルフに関する知識を得ることができる。一方でゴルフのルール自体は非常に複雑。経験者でもプレーの大まかな流れや遭遇頻度の高い状況に関連するルールは把握していても、細かい部分まで正確に答えられるゴルファーが大多数というわけではないだろう。

だからこそ「経験者はなにも考えずに対処しているけれど、ビギナーの方が意外と見落としがちな『覚えておかないと損をすること』も多くあります」とJJコーチは言う。

画像: ビギナーが見落としがちなティーアップのルールとは?

ビギナーが見落としがちなティーアップのルールとは?

「まず覚えておいていただきたいのが、ティーイングエリアでのティーアップの位置に関すること。ルールではティーイングエリア左右に設置されたティマーカーの外側の先端を結んだ線の内側、奥行きはその線から2クラブレングス後方までの区域の中にティーアップすることが定められています」(JJコーチ、以下同)

定められた範囲内であれば自由にティーアップしていいし、極端な話ボールさえ入っていればアドレスの際にゴルファー自身が区域外に出ていても問題ない……のだが「ビギナーの方のラウンドレッスンをしていると、上記のルールを知らず『なんとなくこの辺かな』といった感じでティーマーカーを結んだ線上にティーアップする方が多いです」とJJコーチは続ける。

画像: イラストの深緑の丸で示されているのがティーマーカー。ゴルフ場によって形状は様々だが、これによりティーイングエリアの範囲が判別できる。イラストの例で言えば、破線で囲まれた緑の部分がティーイングエリアとなる

イラストの深緑の丸で示されているのがティーマーカー。ゴルフ場によって形状は様々だが、これによりティーイングエリアの範囲が判別できる。イラストの例で言えば、破線で囲まれた緑の部分がティーイングエリアとなる

「もちろんライの状況が良ければそれでまったく問題はないですが、たとえばターフ跡などがあって凹んでいたり、そもそも傾斜があってフラットではないなど、悪い状況のライであっても『そういうもの』と思って無理やり打ってしまう、なんてことはビギナーの方であればあるでしょう。実際ラウンドレッスン中に『少し下がった位置にティーアップしなくていいんですか?』とお客様に聞くと『下がっていいんですか!?』と驚かれる方もいましたね」

ライの状況はアドレスやスウィング、ひいてはショットの結果に影響を及ぼすこともあり得る大切な要素。悪いライからのティーショットを避けるためにも、まずはルールを知り、選択肢を増やすことが重要だ。

協力/レッツゴルフ銀座

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