ゴルフの上達を目指すゴルファーにとって役立つ情報を発信する「みんゴル・ゴルファー応援隊」。その隊長に就任したシングルプレーヤー・マツケンが上達のヒントになることを丁寧に紹介する!

いよいよ本格的な寒さが訪れてきました。「春までゴルフはお休み!」なんて、キャディバッグをしまってしまう方もいらっしゃるようですが、寒さの厳しい冬でも「プレーが楽しくなる」「ラウンドに行きたくなる」気持ちが湧いてくる練習法があります。

私が実践しているのは、お風呂上がりのストレッチと素振りです。気温が低い時期は、ウォーミングアップをしてもなかなかカラダが温まりません。筋肉、関節の固まった状態でボールを打ってもケガにつながりやすく、効率が良い練習とはいえません。私の場合、ゆっくり浴槽に浸かって、全身の血行を良くし、その後でカラダを動かすようにしています。少なくとも10分以上はお湯に浸かり、汗をかくくらいカラダを温めます。浸かっている間も手首や首のストレッチを行い、カラダをほぐすのが効率的です。風呂から上がった後、さらに血行を良くするため、ストレッチを行います。アキレス腱から始め、膝関節、股関節、肩甲骨などをほぐしていきます。

カラダがほぐれたら、できれば全身の映る鏡の前で、素振りを始めます。はじめは、クラブを持たずにバックスウィングの動きのみを行います。できるだけ大きな筋肉を動かす意識で、関節の可動域を確認しながら少しずつ大きく上げていくようにします。普段、冷え切った状態のカラダで、いきなりクラブを振ったときとは比べものにならないくらい、カラダが深く回っていくのを体感できるはずです。このイメージ、感覚をカラダに染み込ませていくことで、手打ちになりがちな、寒い時期のラウンドでもしっかりカラダを使ったスウィングがしやすくなります。また、クラブを持たずに行うことで、カラダのどの部分にテンションがかかるか、ということに意識を集中でき、スウィングの問題点をあぶり出すことにもつながります。私自身、テークバック時に左肩が浮きやすい傾向がありましたが、股関節の前屈を深め、腹筋にしっかり力を入れる意識を持つことで、そうした傾向を減らせるということを発見しました。

次に、実践しているのは、室内でも振れるよう、短くカットしたクラブを使った素振りです。長さは22インチほど。重さを出すために、シャフトの中に砂を詰めています。この自作のクラブを使って先ほどと同じようにバックスウィングをしていきます。短く、重いクラブを使うことで、より体幹を意識したスウィングをイメージ出来ます。(このようなクラブが無くても、重くて短いウエッジや、極端な話、グリップ単体を使ってもOKです)

今度はテークバックだけでなく、ゆっくり素振りをしていきます。速く振る必要はありません。クラブの重さを左の股関節で受け止めるような意識で、クラブを下ろし、フィニッシュまでいったら、そのまま逆戻しにトップの位置まで持っていく。この動きを、連続して行います。ゆっくり、ヘッドの軌道を確認しながら、大きくカラダを動かすイメージです。

これを3分も続ければ、全身から汗が出てきます。

温まったカラダでスウィングするだけでも、忘れていたイメージが甦ったり、新たな発見があるかも知れません。そうすれば、きっと、「ボールを打ってみたい!」「これをコースで試したい!」となるはずです。この“入浴後の素振り練習”が、冬ゴルフのモチベーションアップにつながれば、非常に嬉しく思います。

画像: お風呂とストレッチで血行を良くして、温まったカラダで、シャドースウィング&素振り。短くて重いクラブがあれば、より体幹を意識したスウィングをイメージしやすい

お風呂とストレッチで血行を良くして、温まったカラダで、シャドースウィング&素振り。短くて重いクラブがあれば、より体幹を意識したスウィングをイメージしやすい

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