飛距離の源になる切り返しで作られる肩と腰のラインの捻転差。昨年の賞金女王獲得をサポートした小楠和寿トレーナーに捻転差を体感できるストレッチを教えてもらった。

肩のラインと腰のラインの捻転差がアルファベットのXに似ていることからXファクターと呼ばれる飛距離を生み出す体の使い方。

「上半身と下半身で作られる捻転差は、ねじられた体幹部が戻ろうとする伸張反射による回転力をパワーやヘッドスピードに変換します。ですから柔軟性も不可欠です」(小楠トレーナー、以下同)

両手を胸の前に伸ばして、横向きに寝てひざを90度に曲げ、枕やクッションの上に置く。そこから曲げたほうの腕を上げ、胸を開くと骨盤と上半身の捻転差を感じられるはずだ。

画像: 横向きに寝てひざを90度に曲げ枕やクッションの上に乗せ、両手を胸の前に伸ばす。そこから胸を開くように腕を天井に上げ骨盤と上体の捻転差を作る

横向きに寝てひざを90度に曲げ枕やクッションの上に乗せ、両手を胸の前に伸ばす。そこから胸を開くように腕を天井に上げ骨盤と上体の捻転差を作る

テークバックから切り返しで下半身が先行して、上体との捻転差を作るためには、腰回りから胸椎、肩周りの柔軟性が不可欠だと小楠トレーナー。

画像: 切り返しから下半身が先行し上半身と下半身の捻転差を作ることで、ねじられた体幹が戻ろうとするので回転力を得られる

切り返しから下半身が先行し上半身と下半身の捻転差を作ることで、ねじられた体幹が戻ろうとするので回転力を得られる

「ドローやフェードヒッターによっても、回しやすい方向に特性も出ますし、これまでの運動歴や普段の姿勢によって回しやすい方向があるケースが多いです。左右10回をベースになるべくバランスを取るように苦手な方を重点的やることもお勧めします」

寒いこの時期は、特にプレー前日の寝る前に行うと、ケガの予防にもつながり快適にプレーできるだろう。

取材協力/J’sスポーツボディ

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