開場何周年を記念してコースをリニューアルするという話はよくあるが、ロゴマークも一新、それを学生から公募したというのは初耳だろう。

福岡県にある玄海ゴルフクラブ(GC)は今年で開場60周年を迎え、また26年に日本シニアオープンの開催が決まっていることもあって、現在クローズ(1月10日~9月9日)して、改修・改造に入っている。

その主な内容は2グリーンから1グリーンへの変更だ。

指揮をとるのは「改造のスペシャリスト」という異名を持つ安達建設の横山良氏。氏は茨城GCや府中CCなど全国の18コースの改造を手掛けている。

同GCでは今まで使っていた2グリーンのどちらかを使うのではなく、新たに1グリーンのサンドグリーンを設けるという。芝は第4世代のベント“007"が候補。

また練習場も200ヤードから250ヤードと長くし、打席も20から30に増やす。

練習用バンカー、アプローチ場、パッティンググリーンも新設する大工事となる。

画像: 玄界灘を望む玄海ゴルフクラブの旧17番ホール(パー3)。1グリーン化でどう変わるか?

玄界灘を望む玄海ゴルフクラブの旧17番ホール(パー3)。1グリーン化でどう変わるか?

新設するのはコースだけでなく、10月のオープンに合わせて、クラブのロゴマークも一新して再スタートを切るというのだ。

それも九州在住の学生に限定してロゴマークのデザインを募集したという。

デザインの要件としてはゴルフ場の文字(漢字やアルファベットなどの表記は不問)が一字以上含まれていることや、ゴルフ場の特徴がわかるもの、コンセプトに合うものなど9項目を挙げていた。

学生に限定した理由を総支配人の平光貴氏は次のように話す。

「ゴルフ経験の少ないであろう学生のほうが、ゴルフやゴルフ場の固定概念にとらわれないデザインを描けるかと。また今回の応募でゴルフを知ってもらって、いつかゴルフをやってもらえれば、という期待も込めました」

すでに受賞者も決定し、最優秀賞には賞金20万円が贈られた。ただし、その作品はまだ非公開で、10月の再開場の際に発表される。

コースとロゴマーク、“新生玄海"が楽しみだ。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年2月14日号「バック9」より

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