ゴルフを始めたばかりのビギナーや初心者にとって、スウィングについての疑問は尽きない。埼玉県草加市のゴルフスクール「Tom's Bishon草加店」専属のJJコーチに「ビギナーがまず練習したいウェッジの番手と打ち方」について教えてもらおう。

ショートゲームで主に活躍する番手であるウェッジは、ゴルフクラブのなかでも種類が非常に多い番手のひとつ。

ウェッジはロフト角別に大まかに分類されていて、48度以下ならピッチングウェッジ(PW)、50~52度ならアプローチウェッジ(AW)、54~58度はサンドウェッジ(SW)、60度以上はロブウェッジ(LW)と呼称される(メーカー固有の呼称が付けられている場合もある)。

ロフトが変われば当然ボールの高さやスピン量といったショートゲームで大切な要素が変わってくるし、打ち方や構え方にも微調整が必要な場合もある。何よりこれだけ種類や呼び方が多いとゴルフを始めたての初心者からすれば「じゃあどれから覚えるべきなの?」と混乱してしまいがちだ。

画像: ビギナーがまず練習したいウェッジはどれ?(写真はイメージ)

ビギナーがまず練習したいウェッジはどれ?(写真はイメージ)

JJコーチは「番手自体の優劣や優先順位はそこまで変わりませんが、ビギナーの方にまず覚えてほしいアプローチの打ち方、そしてその打ち方にマッチした番手はありますね」という。

「ビギナーの方にまず覚えてほしいのはランニングアプローチ。低く打ち出して、転がしをメインに寄せる打ち方ですね。この打ち方をしやすいのがPW、AWです。逆にロフトが寝ていて、高さが出やすいSWやLWはランニングアプローチには適していないですね。まずランニングアプローチを覚えること、これを念頭に置くとPWとAWの練習での優先順位は高めと言えるでしょう」(JJコーチ、以下同)

逆にスピンを重視した打ち方や、高く上げるアプローチは「ビギナーの方は正直覚えなくていいですね」とJJコーチ。ではなぜランニングアプローチから覚えるべきなのか、その理由は「落としどころの範囲が広がるから」だという。

「止めるアプローチ自体必要性は限られてきますし、高さが出たりスピンがすごくかかって止まってくれるということは、逆に言えばピンポイントに狙って寄せなければロングパットが残ってしまうということでもあります。でもランニングアプローチなら手前に落ちても転がってくれるから、ビギナーの方でも圧倒的にピンに近づけやすいわけです」

もちろん高さで止めるアプローチもしっかり使いどころはあるし、バンカーからの脱出などの特殊な状況に対応するためにも、ロフトの寝たウェッジは必要。ただビギナーがまず覚えたい打ち方がランニングアプローチであることを考えれば、PWやAWでの練習の優先度が高くなってくるわけだ。

協力/Tom's Bishon草加店

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