日本のゴルファーは増えているのか? 減っているのか? ゴルフ人口の拡大に向けて、日本ゴルフ協会(JGA)は先日、ゴルフの振興活動のひとつ“ゴルフ健康週間”を立ち上げて、具体的な取り組みを開始した。

9月11日~17日をゴルフ健康週間に!

昨年末、JGAはゴルフ振興推進本部を設立して「JGAゴルフ応援サイト」を開設。

ゴルフ振興推進本部は、「ゴルフを通じた健康維持増進の活動を行うこと」をテーマに、その第一歩として9月11日~17日を“ゴルフ健康週間”に策定。

この期間に「JGA WAGスクール1Dayプログラム」の普及活動を行う予定。この活動によって地域自治体やゴルフ施設、地域住民と一緒にゴルフを通じた健康維持増進を図っていく。

JGA WAGスクールとは、ゴルフを『始める』『復帰する』『継続する』、そしてゴルフを通したコミュニティづくりのきっかけとするスクールのこと。

画像: JGA主催競技、日本女子オープン。昨年は多くのゴルフファンが会場(千葉県・紫カントリークラブ)へ足を運んだ。写真は最終日、馬場咲希とテレサ・ルーの組

JGA主催競技、日本女子オープン。昨年は多くのゴルフファンが会場(千葉県・紫カントリークラブ)へ足を運んだ。写真は最終日、馬場咲希とテレサ・ルーの組

JGAゴルフ応援サイトには開催条件が説明されていて、①社会貢献活動を主とし、地域自治体の後援等があること。②対象年齢は45歳以上。③血圧測定等の体調確認、ゴルフ知識の学習、ストレッチの実施を必須。④指導者は、JGA WAGスクールの運営講習を受けた方とする(スクール参加希望者は、専用フォーム/JGA ゴルフ応援サイト https://www.golfer-support.com/ から申し込む)。

各スクールにはJGAが主催として参画。さらにWAGスクールの参加者がゴルフを継続できるコミュニティ作りの一貫として、任意入会の会員クラブも用意されている。

5月30日~6月6日を女性ゴルフウィークに!

さらに、ゴルフ振興推進本部は、ゴルフ場・練習場・関連団体に向けて「ウーマンズ ゴルフデー」の申し込み受け付けを開始。ウーマンズゴルフデーは女性へのゴルフ普及を目的に、世界中で同じ日(6月の第1火曜日)に、すでに80カ国で開催されている。

日本では昨年から始まり、千葉県の四街道ゴルフ倶楽部、福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部など4カ所で行われた。今年は6月6日が開催日で、5月30日から6月6日の期間を「女性ゴルフウィーク」にして、ゴルフ場に開催を提案している。

開催には事前登録が必要で、JGAゴルフ応援サイトから登録が可能。

ゴルフ人口に対する危機感が発端

画像: JGA主催競技、日本オープン。昨年の会場は兵庫県・三甲ゴルフ倶楽部ジャパンコース。アマチュアの蟬川泰果が優勝し、話題となった

JGA主催競技、日本オープン。昨年の会場は兵庫県・三甲ゴルフ倶楽部ジャパンコース。アマチュアの蟬川泰果が優勝し、話題となった

近年、ゴルフはウイルスの感染リスクが比較的低く安全で、お洒落も同時に楽しめるスポーツとしてゴルフ人気が高まっている。

そういった状況でも、JGAはゴルフ人口や底辺拡大に対して危機感を持っている。これからも数々の振興策を推進していくと思われる。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年3月21日号より(PHOTO/Tadashi Anezaki)

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