LIVゴルフの23年シーズンの開幕戦がメキシコ(マヤコバ)で行われ、チャールズ・ハウエルⅢが優勝した。
画像: ”因縁の対決"といわれたデシャンボーとケプカによる2021年11月の「ザ・マッチ」(Photo/GettyImages)

”因縁の対決"といわれたデシャンボーとケプカによる2021年11月の「ザ・マッチ」(Photo/GettyImages)

最終日ノーボギーの8アンダーでつかんだ待望の勝利に、「長いキャリア(PGAツアー22年)だけど優勝は少ない(3勝)タイプ。もう勝てないのでは? と思っていたから夢のようだ」と43歳のC・ハウエルⅢは歓喜の声を上げた。

個人戦Vに加え、所属チーム“クラッシャーズ"の優勝にも貢献。キャプテンのブライソン・デシャンボーは「こういう日(優勝)が来ることはわかっていた。開幕戦で達成できて最高」。昨季は個人&チームともに優勝を逃し悔しい思いをしたが「23年だからね。去年とは違う」と今季に懸ける強い思いを口にした。また飛ばし屋ぶりも健在で最終日の平均飛距離は345.9ヤードだった。 

デシャンボーに関してはこんなニュースも。かつて犬猿の仲といわれたブルックス・ケプカが大会中、自身のSNSで「信じられないかもしれないが我々の関係は良好。LIVで起こっていることについて意見交換するため2日に一度は連絡を取り合っている」と投稿したのだ。

両者の確執は19年1月に始まった。デシャンボーのスロープレーをケプカが批判。

21年の全米プロではインタビュー中のデシャンボーの背後をケプカが通過しながらののしったかと思えば、ギャラリーがデシャンボーを「ブルクシー(ケプカの愛称)」とヤジを飛ばすなどの事件があった。

しかしいまやケプカは「ボールストライキングといった意味でデシャンボーのプレーは一見の価値がある。一緒にLIVでプレーする時間を楽しんでいる」。デシャンボーも「ケプカのことはずっと尊敬している」。

犬猿の仲から親友へ。2人の絆は強まったようだ。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年3月21日号「バック9」より

This article is a sponsored article by
''.