日本中を興奮の渦に巻き込んだ「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」。日本代表"侍ジャパン"の盛り上げ役ことラーズ・ヌートバーのお父さんが、ゴルフ練習器具の開発に携わっていた!?
画像: 写真下の練習器具が、ヌートバーの父・チャーリーさんが開発に携わった「ベロシティシャフト」(Photo/Getty Images)

写真下の練習器具が、ヌートバーの父・チャーリーさんが開発に携わった「ベロシティシャフト」(Photo/Getty Images)

アメリカ・カリフォルニア州で生まれ、日本人の母を持つヌートバー。「テイラー・タツジ」のミドルネームを持ち、チーム内では"たっちゃん"の愛称で親しまれている。

お父さんの名はチャーリーさん。カリフォルニア工科大在学中に日本に留学した経験を持つ親日家でもあり、大学卒業後に日本企業へ就職したのち、現在は地元のカリフォルニアでゴルフ用品などの輸出入業をしているそうだが、そこで扱われている「飛距離に特化した」ゴルフ練習器具がスゴいのだ。

「ベロシティシャフト」と名付けられたこの練習器具は、チャーリーさんがかつてメジャーリーグのピッチングコーチを務め、"現代ピッチングメカニクスの父"と称されるトム・ハウス氏とともに開発。

野球やゴルフ、テニスといった「ローテーションアスリート(回転運動選手)のパフォーマンス向上」について長年研究し、ランディ・ジョンソンやノーラン・ライアンなどMLB殿堂入り選手たちのトレーニングを担当してきたハウス氏の協力もあり、実際にTPI(タイトリストパフォーマンス研究所)の施設で検証したところ、最大30ヤードの飛距離アップに成功したというから驚きだ。

ミドルネーム"タツジ"は母方の祖父、達治さんにちなんだもの。現在ご高齢のため直接話を聞くことはできなかったが、地元の危険物防火安全協会会長を務めているという。同協会のコンペも近隣のゴルフ場で定期的に行われているというから、たびたびお母さんの里帰りに付き添ったヌートバー、ゴルフを楽しんだことがあるかも?

※週刊ゴルフダイジェスト2023年4月4日号「バックナイン」より

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