3月にシンガポールで開催された「アジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権」でタイの16歳。エイラ・ガリツキーが優勝を飾った。前評判が高かった日本勢の結果は?

2日目からトーナメントをリードしたのは、世界アマランク193位のエイラ・ガリツキー。最終日も4アンダーと伸ばし通算14アンダー。

後続に5打差をつける圧勝に、「18番のファーストパットを打つまで優勝なんてまったく考えていませんでした」

日本勢は、出場選手のなかで世界ランク最上位(4位)の吉田鈴、5位の荒木優奈に加え、一昨年の覇者・橋本美月らが注目の的で、「ジャパン旋風が吹き荒れるか?」と注目されたいたが、優勝争いに絡めず、最高位は荒木優奈の3位タイ。

画像: 吉田鈴(左)は28位タイ、荒木優奈(右)は3位タイ

吉田鈴(左)は28位タイ、荒木優奈(右)は3位タイ

他の選手は、寺岡沙弥香が10位タイ、吉田鈴は28位タイ、橋本美月は44位タイに終わった。

アジアパシフィック女子アマチュア選手権は、アジア太平洋ゴルフ連盟とR&Aが同地域の女子アマに国際舞台への道を提供することを目的に2018年にスタート。

優勝者にはAIG全英女子オープン、エビアン選手権、シェブロン選手権の海外メジャー3試合とオーガスタナショナル女子アマの出場権が与えられ、初代チャンピオンはエイラ・ガリツキーの先輩で現在世界ランク4位のアタヤ・ティティクル(タイ)。

画像: 初代チャンピオンのアタヤ・ティティクル(左)と今大会のチャンピオンのエイラ・ガリツキ―(PH/アタヤ・ティティクルのインスタグラムより)

初代チャンピオンのアタヤ・ティティクル(左)と今大会のチャンピオンのエイラ・ガリツキ―(PH/アタヤ・ティティクルのインスタグラムより)

第2回大会は安田祐香、第3回大会は橋本美月が制している。

少し前は、アマチュアの世界でも韓国勢がアジアを席巻していたが、最近は日本に加えタイに有望株が多い。

アリヤ&モリヤのジュタヌガーン姉妹の米ツアーでの活躍に触発された若い世代が続々と世界に飛び出し、2021年にはタイのパティ・タバタナキットがANAインスピレーションを制しツアー新人王を獲得。

昨年の「アジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権」では、現在20歳で300ヤードを飛ばすナタクリッタ・ウォンタウィラップが注目された。

次の注目大会は、3月29日に始まるオーガスタナショナル女子アマ。史上最多の10名が日本から出場する。そこでもタイ勢との争いとなるか?

※週刊ゴルフダイジェスト2023年4月4日号より(PHOTO/Tadashi Anezaki)

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