グリーン周りからザックリやチャックリすることの多いゴルファーの皆さん。そのままの打ち方でもグリーンにボールを運んでくれる画期的なウェッジが登場しました。アプローチに悩むゴルファーへ心地よく振り抜けるというキャッチコピーのロイヤルコレクション「BBウェッジ」です。
ロイヤルコレクションと、青木瀬令奈が使用するウェッジ「グラインドスタジオ」主宰する都丸和寛氏とが共同開発した「BBウェッジ」は独特なバウンス形状をしています。リーディングエッジのすぐ後ろはえぐれていて、その直後にしっかりとしたバウンスが待ち構えています。
見ただけでザックリしなさそうな形状と感じましたが、打ってみると何の違和感もなく他のウェッジと同じようにアプローチすることができます。わざと少し手前から入れたり、上から入り過ぎたミスをしてみても、びっくりするほどヘッドが進んでくれます。そのため、ある程度ボールにコンタクトしてくれるので大きなミスになりませんでした。
ロイヤルコレクションの資料を引用させていただくと「細いリーディングエッジは芝に抵抗なく入っていくが、その直後に後ろのバウンスの壁が抵抗となりそれ以上深くは入らない」そうです。
勝手にヘッドが浮き上がってくるので、ダフってもヘッドが抜ける、という機能を持ったウェッジなのです。その効果を出すためにリーディングエッジとバウンスの間にある6ミリの溝を彫ったところがこのウェッジのキモになっています。
ソールに工夫はあるものの見た目は全く普通のウェッジ形状で、実際に構えてみても座りも含めてまったく違和感はありません。これは開発に5年を要したという都丸氏の苦労の成果なのでしょう。芝の薄いライでもラフからでも多少のダフリのミスを見事にカバーしてくれます。
素材は軟鉄鋳造でライ角の調整も可能。ルールに適合したスコアラインはミーリングによって彫刻されウェッジとしてのこだわりはバウンス形状だけではありません。しっかりとスピンも入りました。
ロフトのラインナップは46度から2度刻みで60度までと、PWのロフトに合わせて選べるようになっているので飛距離の階段を作りやすくなっています。フェース面の仕上げはサテン仕上げとIPブラック仕上げの2モデルが用意されているので、眩しく感じる人にはブラック仕上げはありがたいと思います。
グリーン周りにお悩みのアナタ、試してみる価値、ありますよ!