窒素を充てんするとオフセンターヒットに強くなる
フェース後ろ側のヘッド内部にクラウンとソールをつなぐ「壁」を設置したデュアルストラクチャー
(二重構造)という革新的構造だけでもすごいのに、さらにその中に窒素ガス(ニトロゲン)まで充填した、まさしく二重にすごい構造となっているカムイのTPイレブン ニトロゲン ドライバー。
二重構造にすることでインパクト時のヘッドのねじれ抵抗を上げてフェースをスクエアにキープ。
445ccと小ぶりヘッドでありながら、打ってみるとまるで大慣性モーメントのドライバーを打っ
ているようなミスヒットへの強さがある。
さらに、このドライバーのフェースは高反発仕様なのだが、フェース後部のスペースに窒素を充てんすることで内圧を高めてルール適合の反発係数内に収めるという設計。それが問答無用のボール初速を生んでいる。小ぶりの“いい顔”ながら、ミスヒットに強く、独自の手法で飛距離を伸ばしてくれる。
その他の窒素充てんの効果は、大きく高い打球音が出ること。初めて打つときは『音すごっ!』となるくらいだ。が、10球、20球打っていくうちにと慣れて。ただ、あまり甲高い音が得意でないゴルファーは、性能が同じで音だけが低くなる発泡剤入りを選ぶといいだろう。
アベレージスコア90のアマチュア、テスターOが打ってみたら、「 まず最初の印象は低スピンだな、と。フェース後部に“壁”があることで浅重心になるのか、スピン量の数値は総じて低いです。面白いな感じたのは、小ぶりかつ浅重心のヘッドは操作性が高くなるけれども、ミスヒットに弱くなる傾向があるのに対し、このドライバーは多少オフセンターで打っても曲がりが少ない。『これが窒素充填の効果か!』 と少し感動(笑)。低スピンなので飛距離も出て、しっかりと芯を食って高さを出せた一打は自己ベスト級の272ヤードも飛んだ。他に似たモデルのない、面白いクラブです」
この革新的ドライバーにブラックバージョンが新たに登場。精悍さを増したコスメで、“叩く”イ
メージも湧きやすい。ロフトは8・9・10・11・12度とラインナップ豊富。ぜひ手に取って打ってほしい。