2000年10月インベンシスクラシック(現シュライナーズ・チルドレンズ・オープン)でタイトリストは画期的なニューボール『Pro V1』を発表した。糸巻きからウレタンソリッドボールへの転換である。Pro V1誕生から来年で25周年。それを記念し今年PGAツアーのシュライナーズ・チルドレンズ・オープンで公式に新しい2025年バージョン「Pro V1」「Pro V1x」が紹介され広くツアープレーヤーによるテストがスタートした。ZOZOチャンピオンシップでタイトリストプレーヤーを直撃、ニューボールの感想を聞いた。
画像: ドライビングレンジにて提供されているNEW「Pro V1」と「ProV1x」。

ドライビングレンジにて提供されているNEW「Pro V1」と「ProV1x」。

タイトリストの代表的選手であるジャスティン・トーマスはシュライナーズ・チルドレンズ・オープンに出場しなかったこともあり「まだ試せていないんだ」と苦笑い。だが「ずっとPro V1xを使ってきてどのバージョンも信頼性が高い。今回も間違いないと思う」と太鼓判を押した。

画像: 練習を終え練ランに向かうJ.T。ファンサービスも欠かさない。

練習を終え練ランに向かうJ.T。ファンサービスも欠かさない。

ウィル・ザラトリスも試せていないひとり。しかしトーマス同様Pro V1xには絶大な信頼を寄せている。

画像: ザラトリスはPro V1x派だ。ペンで直線を書くのが彼のこだわり。

ザラトリスはPro V1x派だ。ペンで直線を書くのが彼のこだわり。

そんな中いち早く試合で使い始めたのがリー・ホッジス。昨年3Mオープンでツアー初優勝を飾った29歳はおよそ1カ月前からテストをおこないシュライナーズの前週に開催されたブラック・デザート選手権でニューボールを使用し今季ベストの8位に入賞した。

画像: 終始笑顔で対応してくれたホッジス。今大会の活躍に注目したい。

終始笑顔で対応してくれたホッジス。今大会の活躍に注目したい。

「Pro V1に期待するすべての要素をクリアにしていて、本当に素晴らしいボールです。なぜかって? それはテクノロジーが凄いからでしょう。僕もカラクリはわからないけれど(笑)」

「もっとも気に入ったのはオフセンターヒットしたときに打球がライン上に長くとどまってくれるということ。ミスヒットが許容範囲内に収まる。初めて試合でこのボールを試したときには打った瞬間“引っ掛けた。“ラフだ”と思ったらフェアウェイ左端にとどまってくれた」

 
「打感やフィーリングは良いまま変わらず。それに加えてボールスピードがアップしてミスヒットが長くライン上で耐えてくれるなんて信じられないボールですよ! 」

41歳のベテラン、ネイト・ラシュリーは「打感、スピン、コントロール性は前のバージョンと変わらないけれど確かに球は飛ぶようになった」と実感を込めた。

画像: ネイト・ラシュリーは『Pro V1x』飛距離性能の向上を実感。反応はよさそうだ。

ネイト・ラシュリーは『Pro V1x』飛距離性能の向上を実感。反応はよさそうだ。

ZOZOチャンピオンシップでは練習場で選手が使えるよう「Pro V1」と「Pro V1x」の最新バージョンが用意された。

まだ変えていない選手も試してみてこれまでと変わらぬクオリティを実感していたがニューバージョンに飛びつかないのは実戦でボールがどう機能するかを重要視するからだ。

試合で結果が出たホッジスのような選手もいるが、じっくりテストをして試合で風が吹いたときにどんなパフォーマンスをするかなどの課題を「見極める時間が必要」という選手もいる。

裏返せば23年度版(あるいはそれ以前の)Pro V1、Pro V1xに満足している選手がいかに多いかということ。

しかし初代Pro V1、Pro V1xが2000年に発表され、その週に47人のプレーヤーが革新的ボールに切り替え圧倒的なパフォーマンスで結果を出したことを考えれば、2025年バージョンも来年ブームを起こす予感がする。

This article is a sponsored article by
''.