累計8万人の会員数を誇る「ステップゴルフ」。その会員の平均ベストスコアは「99」で、会員の多くが100切りに成功している。その“100切りメソッド”を考案した吉田一尊プロに今まで門外不出だった「究極の100の切り方」を月刊ゴルフダイジェストでは、2月号と3月号の2回に分けて紹介している。「みんなのゴルフダイジェスト」では、2月号に掲載されたドライバー&アイアン編をお裾分け!

先生・吉田一尊

画像: よしだ・かずたか

よしだ・かずたか

1977年生まれ大阪府出身。2023年、全国展開するインドアゴルフスクール「 ステップゴルフ」のエグゼクティブコーチに就任。「コーチのコーチ」として、約200名のコーチへの指導を行っている。

生徒・阿部慎之介

画像: あべ・しんのすけ

あべ・しんのすけ

「吉田プロの教えで生徒さんを指導していたら、自分も上手くなっちゃいました(笑)」と語る「ステップゴルフ」コーチ。本企画では吉田プロの“生徒役”として登場してもらった。

【1時間目】ドライバーは「当たる構え」さえ作ればなんとかなる!

100が切れない人の多くは「曲がる構え」で曲げている!

画像: 多くの人がボールを左足寄りに置いて右肩をかぶせて構えている。結果、カット軌道でフェースが開きやすいためスライスになる。正しいアドレスは左肩より右肩が下がった形

多くの人がボールを左足寄りに置いて右肩をかぶせて構えている。結果、カット軌道でフェースが開きやすいためスライスになる。正しいアドレスは左肩より右肩が下がった形

吉田 まずはドライバーの教え方から。

阿部 よろしくお願いします!

吉田 ドライバーのポイントはなんだと思う?

阿部 はい、構え方ですよね。

吉田 そう、多くの人がボールが左足寄りにあることで、右肩をかぶせるように構えてしまう。それで真っすぐ振ろうとすると、カット軌道に対してフェースオープンな状態になってしまう。

阿部 結果、大きなスライスになってしまうわけですね。

吉田 そしてもうひとつのポイントがスウィングの「支点」を減らすということ。手首や左ひじを曲げずに振ればそれだけ「支点」が減り、スウィングがシンプルになる。結果的に曲がらなくなるよね。

★右に出ないアドレスは4ステップ!

画像: 写真左から手順①~④

写真左から手順①~④

【手順①】体の前でフェースをかぶせる。「この時点」で右を消す
【手順②】ハンドファーストに構える。フェースを「真っすぐ」に
【手順③】骨盤を左に寄せる( 右肩が下がる)。軌道を「アッパー」に
【手順④】ちょいクローズにして完成。軌道を「インサイド」に

アドレスの時点でスライスが出やすい要因をなくしておくことが重要。手順通りにアドレスを作ることでヘッドがインサイドアッパー軌道で、フェースも開きにくくなる

阿部 マネジメントはどう教えたらいいですか?

吉田 100切りにおいては、飛距離は200ヤードで実は十分。左右の曲がりも30ヤードまで許容できる。OBにさえ行かなければいいことがわかるとラクだよね!

100切りドライバーの条件

☑飛距離200Y
☑曲がり30Y以内

100切りドライバーの練習法

①超簡単! スウィングストレッチ

画像: この動きをを繰り返せば、体でスウィングする感覚が身に付く

この動きをを繰り返せば、体でスウィングする感覚が身に付く

股関節にシャフトを押し当て、右のお尻を引くような動きでおへそを右に向ける。100切りゴルファーはつい手でクラブを上げがちだが、これを繰り返せば体の動きでスウィングする感覚が身に付く。

②「支点を減らす」でスウィング安定!

画像: 手首やひじといった支点になる場所を曲げないことでスウィングがシンプルに

手首やひじといった支点になる場所を曲げないことでスウィングがシンプルに

①手首はノーコック
②左ひじは曲げない
③左足軸でおへそを右に向ける

手首やひじといった支点になる場所を曲げないことでスウィングがシンプルになる。左足軸でおへそを右に向けてテークバック。そこから体を回し続けたらインパクト!

【2時間目】アイアンは「掃き掃除」のイメージならダフらない!

アイアンは「打ち込む意識」が諸悪の根元だった!

阿部 続いてはアイアン編です。

吉田 アイアンはとにかく「打ち込む」意識の人が多いよね。それだと、少し打点がズレると大ダフリになってしまう。掃くような軌道で、ゆるやかにボールをとらえることがポイントになります。

吉田 「打ち込む」って言葉は使っちゃダメ!

阿部 軌道はゆるやかがいいんですね!

画像: 左上:「掃く」だと最下点がボールの先に。左下:「打ち込む」だと最下点がボールの手前に。右:軌道がゆるやかならちょいダフリはOK。リーディングエッジではなくソールが手前に入る分には問題なし

左上:「掃く」だと最下点がボールの先に。左下:「打ち込む」だと最下点がボールの手前に。右:軌道がゆるやかならちょいダフリはOK。リーディングエッジではなくソールが手前に入る分には問題なし

阿部 どうすればゆるやかな軌道にできるでしょう?

吉田 ボール位置の確認と、スウィングにおいては左軸をキープすることが大事です。左軸をキープしたまま体を回し、ボールの1センチ先にクラブの最下点が来る意識でスウィングするのがポイントですよ!

番手ごとにボール位置を変えよう

画像: 7Iでボールは体の中心。それより短い番手はボールが右足寄り、長い番手は左足寄りになっていく

7Iでボールは体の中心。それより短い番手はボールが右足寄り、長い番手は左足寄りになっていく

100切りアイアンの練習法

・右手でシャフトを握って素振りしてみよう

画像: アイアンのコツは、右への軸移動を行わず左軸をキープしたまま振ること

アイアンのコツは、右への軸移動を行わず左軸をキープしたまま振ること

アイアンのコツは、右への軸移動を行わず左軸をキープしたまま振ること。ドライバー以上に支点の動きは少なくなる。それを体感するには、右手でシャフトの真ん中を握るドリルが効果的。体を回し続けることでインパクトを迎える感覚を身に付けよう。

写真/小林司 
取材・構成/大川喬司 
協力/ステップゴルフ

※月刊ゴルフダイジェスト2月号「100の切り方教えます!(ドライバー、アイアン編)」より

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吉田一尊が考案した「100切りメソッド」はドライバーやアイアンのセットアップから技術面まで、明日から取り入れられるわかりやすい内容となっている。月刊ゴルフダイジェスト3月号では、スコアに直結するアプローチ・パット編をご紹介。3月号、P143から掲載中!

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