
34歳でPGAツアー6勝ながらも今季は低迷
欧州が圧勝した2年前のライダーカップで米チームでは最大の3.5ポイントを稼いだマックス・ホーマは今季ポイントランク111位に沈んだ。世界ランクはこの1年半でトップ10から119位に後退。23年はキレイな五角形を描いていたパフォーマンスチャートが今年は極小の三角形になっていた。幸い28年までのシードは持っているためこれからも試合には出られるが、早期の復調を祈るのみだ。(みんゴル編集部注:プロコア選手権の前日会見でホーマは日本のベイカレントクラシックに出場する予定と発言)
2人目はサヒス・ティーガラ。開幕前にタイガー・ウッズとローリー・マキロイ主導のTGLで腹斜筋を負傷したがマスターズに出たいがために痛みをこらえて試合に出続けた。しかし5月以降は棄権と4試合の予選落ち以外に出場がなくポイントランク147位に終わった。体調は回復傾向にあるというので来季の奮起に期待したい。(みんゴル編集部注:プロコア選手権では38位タイと復調の兆しを見せている)
23歳の若手のホープ、トム・キムも今季キャリアで最も不本意なシーズンを過ごした。本人いわくその原因は25年シーズンに向けた肉体改造。成果はボールスピードとスタミナの向上だが「スウィングのDNAの一部を失い1年かけてそれを取り戻そうとしていた」という。結果トップ10が1回のみでポイントランク94位に沈んだ。(みんゴル編集部注:プロコア選手権では予選通過したものの、最終日に5オーバーと崩れ、予選通過者では最下位の72位。もう少し時間がかかりそうだ)
妻ジェシカさんがSNSで人気のアダム・ハドウィンは24年にトップ50入りし今季全てのシグネチャーイベントに出場しながらもポイントランク136位にとどまった。もし秋季大会で100位以内に入れなければトップ50の選手で翌年シードを落とす初の選手となってしまう。(みんゴル編集部注:プロコア選手権では予選落ち。トム・キム同様にもう少し時間がかかりそうだ)
最後はブライアン・キャンベル。今季メキシコOPとジョンディアクラシックに勝って彼以外3人(シェフラー、マキロイ、S・ストラカ。みんゴル編集部注:ダブルス戦を併せるとB・グリフィンもいる)しかいない複数回優勝者になり一躍有名人に。しかし複数回優勝しながらトップ30入りを逃した初の人物でもある。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年9月30日号「バック9」より一部加筆しました