今年のライダーカップの舞台はニューヨークにあるベスページステートパーク・ブラックC。アウェイで分の悪い欧州チームのエース、ローリー・マキロイが秘策を打ち明けた。
画像: 38歳のジョコビッチはシングルスのツアー通算優勝数は100。セルビア出身の彼はアウェイでの対戦が多い(PHOTO/Getty Images)

38歳のジョコビッチはシングルスのツアー通算優勝数は100。セルビア出身の彼はアウェイでの対戦が多い(PHOTO/Getty Images)

プレーオフの末に優勝したアムジェンアイルランドオープンの記者会見で「ニューヨークの愛国的なファンにどう対応しますか?」という質問にこう答えた。

「ノバク・ジョコビッチ」。ジョコビッチといえば、男子テニス史上最多のテニス四大大会24勝を誇るセルビア出身のスーパースター。なぜ彼の名前がマキロイの口から飛び出したのか?

「彼は人生を通して愛国的な観客に対する対応が得意です。ニューヨークでアメリカ人選手と対戦するときも(人気の高い)ロジャー(・フェデラー)やラファ(ラファエル・ナダル)と対戦するときもね」

実は前回のライダーカップ、ローマ大会をジョコビッチが訪れ、欧州チームの面々に次回に備えアウェイで戦う心得を伝授していたのだという。

「彼のやり方を参考にするつもりです。何があっても動揺せず自分の感情をコントロールすることが大事。アウェイの空気にのみ込まれなければ道は開けます」とマキロイ。アムジェンアイルランドオープンが開催された週にはテニスの全米オープンも行われていた。

マキロイはテレビでジョコビッチとアメリカ人の選手との対戦を観戦して改めてジョコビッチのアウェイをものともしない戦いぶりに共感を覚えた。マキロイはいう。

「ホームチームが勝つのには理由があります。コースセッティングから観客の熱狂ぶりすべてがアドバンテージになるからです。でも我々欧州チームにとって今年は特別なこと(アウェイで勝つ)を成し遂げる絶好のチャンス。と、同時に非常に難しい戦いになることも覚悟しています。困難な課題に直面することもわかっている。でもルーク(ドナルド)が編成した最高のチームで僕がもっとも出場回数の多い(8回)年配者としてリーダーシップを発揮できるのがとても楽しみです」

※週刊ゴルフダイジェスト2025年9月30日号「バック9」より

ライダーカップ・欧州チーム関連記事

This article is a sponsored article by
''.