ゴルフ場業界再編の形はさまざまだが、今回の太平洋クラブのケースでの事情を探ってみた。
画像: ザ・ロイヤルGC(撮影/三木崇徳)

ザ・ロイヤルGC(撮影/三木崇徳)

このほど(株)太平洋クラブは、日本カバヤ・オハヨーホールディングス(株)とのザ・ロイヤルGC(茨城県)および富嶽CC(静岡県)の株式譲渡契約を締結し、両コースの経営権を取得したと発表した。

同クラブは会員に対して「国内20コースの取得」を公約に掲げ、利用コースの拡充に努めてきたという。既存会員の利用満足度を高める“物件”を長年にわたり吟味と検討を重ねてきて、今回2つのコースにたどり着いた。

その経緯を同クラブの広報・西島太一氏は次のように話す。「単なる数合わせではありません。今回、両コースの経営権取得を決定づけた最大の理由は既存会員が等しく満足するであろう条件をすべて備えているからです。コースレイアウト、コースコンディション、付帯設備、さらには会員のステータス、いずれも高品質、高水準であるということです」と胸を張る。

ザ・ロイヤルGCは今年7月1日より同クラブの共通会員制に組み入れられ、「太平洋クラブ ロイヤルコース」と名称変更される。同GCは1990年、「ザ・ロイヤルオーシャン」として開場。2016年、1年をかけて長渡譽一(監修・鈴木規夫)の手により改造。全長8143ヤード、コースレート78.4と国内屈指の難度を誇り、国内男子ツアー「ミズノオープン」の開催実績(18年、19年)もある。350ヤードの天然芝練習場、宿泊施設も充実していて滞在型ゴルフ環境も整っている。

一方、富嶽CCはコース、クラブハウス、宿泊施設など大幅改修を経て、28年に共通会員制に組み入れる計画。全長7879ヤード、コースレート77.3のチャンピオンコース。富士山を2方向から望む景観、約2000本の桜がホールを彩る人気のリゾートコースだ。

余談だが、再編ということで付け加えるならば──。ザ・ロイヤルGC、富嶽CCを譲渡した側の日本カバヤ・オハヨーホールディングス(株)は、グループの東京レジャー開発(株)の株式も譲渡していて、旧カバヤGC→ひたち大宮GCと名称変更されている。このことから“カバヤグループ”はゴルフ事業の体制見直しが進んでいると推察される。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年6月2日号「バック9」より


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