ローリー・マキロイの身長は、約177cm(PGA公式で5フィート10インチ)であり、世界ランキング上位の中では体格的に小さい方です。しかし、平均飛距離は、306.2ヤードで10位(2016年9月18日現在)と、飛ばし屋として知られています。

「マキロイはなぜあんなに飛ぶのか?」。その"特殊"だという打ち方を内藤雄士プロコーチと丸山茂樹プロが解説してくれましたので、ご紹介します。

振れば振るほど飛ばせる打ち方

内藤プロコーチと丸山プロの2人がその異変に気付いたというのが、2年ほど前。それは当時マキロイなどの若い選手に見られた“左を向いて右プッシュ打法”だと言います。

丸山プロ曰く、「マキロイとかホームズとかを見ていて思ったのが、アイツら凄い左を向いているなと。左を向いたまま飛球線に対して真っすぐ球を出している。つまり狙っている方向から見たら右プッシュしているような感じ」

続けて、「でも、コレが飛ぶのよ。ティが高くて打ちだし角が高い上に、今どきのヘッドでスピンが抑えられるから。昔だったら、球が吹き上がっちゃうけど、今のクラブなら振れば振るほど飛ぶんだよね

これがマキロイの「左向いて右プッシュ打法」だ!

解説/内藤雄士プロコーチ

PGAの飛ばし屋にはこの打ち方が多い!

この打ち方の代表的な選手に、現在平均飛距離313.3ヤードでランキング2位(2016年9月18日現在)のJ.Bホームズがいます。思わず、「どこ向いているの?」と指摘したくなるほど左を向いています。

J.Bホームズ

また、現在世界ランク1位のジェイソン・デイ(2016年9月18日現在)やリッキー・ファウラーもこの“左向いて右プッシュ”打法なんです!

この打法は、高打ち出しで低スピンになりやすく、今どきのヘッドに合ったスウィングといえます。また、あらかじめ左肩が開いているので、左サイドのスペースが広く、いくらでも左に振れてヘッドスピードが上げやすいのです。まさに飛ぶ要素が揃った打法だといえますね。

これだけ名立たる飛ばし屋たちが実践している打ち方なら、ぜひ試してみたいですよね。しかし、この打ち方には相当な体力が必要で、体を鍛えないといけないとのこと。無理のないスウィングで自分にあった飛距離アップ打法を考えたほうが良さそうですね(^_-)-☆

This article is a sponsored article by
''.