午前中でよかったドライバーが、後半になるにつれて調子を落とし、終盤で一気に崩壊。思い返すといつもそんなゴルフ、という人は意外に多いのではないでしょうか?

ドライバーには必ず崩れる前兆がある!

「こういう″崩壊″って、崩れ始めたら最後、立て直すことはほぼ不可能なんですよ」。そう話すのは、往年のショットメーカー、佐藤英之プロだ。

「ショットが崩れるのには必ず前兆があるので、崩れ始める前に対処することが大事なんです」

やっぱりそうですよね。僕らはいつも崩れ切ってから気づきます。

「ショットの崩れの原因は″力み″と″疲れ″です。とくに前者は気づきにくいですが、″今日イチ″ショットが力みを生んだり、景色やロケーションなどの影響で力むこともあります。″疲れ″は、アマチュアの場合上がり3ホールで現れやすい。どちらもスウィングのリズムやバランス崩壊の原因になります」

やっぱり午後はスコアが崩れる?

上がり3ホールが鬼門
午後から崩れる人 64%

ゴルフ場で50人のゴルファーに、前半と後半どちらのスコアが悪い場合が多いのかのアンケートを取ったところ、「前半より後半のスコアが悪い」と答えた人が約3分2.その過半数が、ティショットを理由に挙げ「崩れたら立て直せない」と答えた。

なるほど・・・。思い当たるフシがたくさんあります。

「まずはラウンド中に現れる″崩壊″の前兆に気を配りましょう。崩れる前に気づけば、まだ対処のしようもありますからね」

前兆1
「やっと当たったよ」″今日イチ″が出た

原因 好調ゆえの力み

画像: 原因 好調ゆえの力み

″今日イチ″のナイスショットは、力みの一歩手前で出る。さらに次のショットも同じ距離を求めがちなので、力みのスパイラルに陥りやすい。

前兆2
「なんでそっちに?」″逆球″が出た

原因 違和感からくる力み

画像: 原因 違和感からくる力み

逆球が出る場合の多くは「右がイヤ」という心理的圧迫や「飛ばしたい」という欲望で力みが生じた結果だ。

前兆3
素振りが面倒になってきた

原因 疲労の蓄積

画像: 原因 疲労の蓄積

いつものプレショットルーティーンを省いたり、素振りをしなくなるのは、疲れが出てきた証拠。無意識であっても大崩壊につながる可能性が大きいので注意。

ちなみに・・・
パッティングから崩れることもある

画像: ちなみに・・・ パッティングから崩れることもある

前のホールで短いパットを外したり、逆にバーディパットをねじ込んだ場合などにも、それを引きずって次のホールのティショットがおかしくなる場合もある。普段はないようなパッティングをした後は、ティショットに違和感がないか注意しよう。

リズムとバランスが崩れると
ドライバーが崩れだす

ケース1
ナイスショットは″力み″手前の限界点

画像: 「飛ばしたい」と思うほど力む

「飛ばしたい」と思うほど力む

″今日イチ″のナイスショットは、体が動いてきて程よく力が入ったところに出るが、すぐにその力が過剰になり、「力み」になってスウィングを崩す

ケース2
″逆球″は上体に力が入ったときに出る

逆球が出るときの多くは、景色の違和感やOBを嫌がって腕に力が入ったときや、飛ばそうと欲張ったとき。″力みのスパイラル″の入口だ。

ケース3
素振り省略は疲れが出てきた証拠

画像: ルーティーンを省いていませんか?

ルーティーンを省いていませんか?

疲れを感じ始めると、ルーティーンを省いたり素振りを減らすアマチュアは多い。スウィング時にも普段通り体が動かなくなるので、放置すると大崩壊につながる。

なるほど。午前中は良かったドライバーが後半になるにつれて調子を落として、終盤で一気に崩壊した原因は「力み」と「疲労」だったんですね。前兆に気づけば、バッチリ対策ができるはずですね!

画像: 佐藤英之プロ 1960年生まれ、96年のヨネックス広島オープンを制したショットメーカー

佐藤英之プロ
1960年生まれ、96年のヨネックス広島オープンを制したショットメーカー

出典/2014年月刊ゴルフダイジェスト9月号 撮影/有原裕晶・小林司(2014年7月)

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