インパクトに集中しろ!というプロもいれば、ボールは単なる通過点と考えろというプロもいる。

それを呼吸に置き換えれば、息をつめたままか、強く短く吐くか、あるいは細く長く吐くか、というスタイルの違いになるのか!?

画像: ジャンボ尾崎は口元がうっすらと開いている

ジャンボ尾崎は口元がうっすらと開いている

今回は、プロのインパクトの表情をじっくりと観察していただきたい。

アドレスで息を吸って
その後3秒ほど息を吐く

プロに息を吸うのか吐くのか止めるのか、質問してみた。

アドレスの前に体の空気を全部吐きだし、ゆっくり吸いながら構える。そしてまた吐き出す。スウィング中のことは考えてはいません(田中秀道)

スウィング中、息を止めながらも、吐きながらも振ることがある。
その時、その時で違います(奥田靖己)

画像: 湯原信光の口元は静か

湯原信光の口元は静か

僕は構えて息を吸って吐いて、それから止めたままスウィングしているようですね。
無意識のうちにそんなリズムになったみたいです。(高橋勝成)

呼吸の大切さはバイロン・ネルソンも言っています。私の場合、スウィング中は特に呼吸をしている意識はありません(ベン・クレンショー)

画像: ジム・フューリックは息を止めている様子

ジム・フューリックは息を止めている様子

僕も含めて多くのプレーヤーが深呼吸を行っている。
これはリラックスの鍵だ。でもスウィング中の呼吸についてはわからない(ボブ・ツェー)

画像: フレッド・ファンクはインパクトで歯を食いしばる

フレッド・ファンクはインパクトで歯を食いしばる

スウィング中の呼吸だって?特になにもしてないし、スウィングの間、どうなっているかなんてわからないよ(ジェフ・スルーマン)

さらに詳しく話しているのがこの4人。

ボールに気合を乗せなきゃ
思い通りにゃ飛ばないよ(中村寅吉)

10年以上も前になるが、日本のプロ達にスウィング中の呼吸について尋ねたことがあったが、「考えたことがない」、あるいは「止めたままじゃないの」という人がほとんどだった。それよりはるか前から(バックスウィングで)吸って、(インパクトで)吐いてという呼吸法を意識的に取り入れていたのが“寅さん”だった。気合を乗せる=吐くことなのである。「飛ばしたかったらバックスウィングで深く吸い込み、インパクトかその直後で強く吐く!」寅さんの持論である。

しっかり息を止め、
奥歯を噛みしめて振り抜く!(青木功)

画像: しっかり息を止め、 奥歯を噛みしめて振り抜く!(青木功)

スウィング中の呼吸について明快な解説をしてくれていたのが青木プロ。「アドレスの時に息を吸って、3秒ほど吐くと肩の力が抜けて、上体がリラックスする。ここで止めておいて一気にフィニッシュまで振り切る。これが集中力を生み、シャキッとしたスウィングにつながる。1回のスウィングに要する時間は2秒たらず。この間、吸いもしなければ吐きもしない」というのが、青木功の呼吸法だ。

長いクラブほど静かに
長く吐きながら打っていけ(坂田信弘)

日本のプロの多くは、青木プロほど厳密な方法論としては確率させていないかもしれないが、“息を止める”派が多数かもしれない。その中で、寅さんの系譜に繋がる呼吸法を坂田信弘は語っている。つまりドライバーのような長いクラブで飛ばそうとした時ほど、インパクトでウッと息が詰まりやすい。だから「バックスウィングは細く静かに吸い上げ、インパクト~フォローにかけて細く長く吐いていく」

「スーパー・フルイードと言いながら
打ってごらんなさい」(K・イエンハーゲル)

日常からの呼吸法の訓練、ショット前の深呼吸の重要性を語るレッスンは多いが、スウィング中の呼吸に関してていねいに解説したレッスン書は皆無に近い。その中で、この言葉をスウィングに蘇らせる魔法の言葉としたユニークなレッスン書が「クォンタムゴルフ」である。言葉に出す=吐くことである。さてバックスウィングでスーパー、ダウンスウィング~フォローでフルーィドの声を出しながら打つと、どういうスウィングになるのか?お試しください。

以上のコメントを踏まえて、白石さんは以下のように語りました。

スウィングは2秒たらずの動作ですから、極端に言えばどんな打ち方もできるし、どんな打ち方もできるし、息を止めっぱなしでも持たすことができます。けれども運動の流れと呼吸の流れが一致していないほど、不経済になるし、スムーズな動きでなくなると思います。

息を止めたまま打っているというプロでも、それはインパクトに集中する感覚を表現した言葉であって、実際のインパクトでは、短く強く吐いているのではないでしょうか。いわゆる息を”ウッ!”と詰めた防御の食いしばりをするほど、体が硬直して、うまく打てなくなることは間違いないと思います。

画像: 尾崎建夫は短く強く吐いているように見える

尾崎建夫は短く強く吐いているように見える

自分の呼吸を見直す必要はありますか?

アマチュアの方はそうですね。スタートの部分、切り返しの部分、そしてインパクトのタイミングと、難しい部分が沢山ありますが、これまでは、それを技術・型から覚えようと苦労してきたから時間がかかったのではないでしょうか。

型ではなくリズムからスウィングを見直すための糸口として、例えば声を出しながら打つ、というように呼吸でリズムを導入することを考え、色々な呼吸パターンを実際に試して打ってみるとわかることが沢山あると思います。例えば、切り返しで、上体から打ちに行く人は、切り返しで”ウッ!”と早く息を吐く呼吸パターンをしてみるとか…。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.