今月24日からオーストラリアで開催される「ISPS ハンダ・ワールドカップ」で日本代表として出場する松山英樹と石川遼がPGAツアー日本公式サイトにて優勝候補に挙げられている。そこで今回は、今大会の有力選手とともに、松山と石川がこの大会にかける思いを紹介しよう。

前回大会はオーストラリア代表が優勝。今大会も世界中から有力選手が多数出場

3年ぶりの開催となる大会で優勝候補とされるのが、自国開催となるオーストラリア代表だ。世界ランク6位のアダム・スコットと48位のマーク・リーシュマンのコンビ。前回(2013年)大会では、アダムはジェイソン・デイとのコンビで優勝している。

また、アメリカ代表のリッキー・ファウラー(世界ランク10位)とジミー・ウォーカー(世界ランク18位)やイングランド代表のダニー・ウィレット(世界ランク11位)とリー・ウエストウッド(世界ランク46位)なども優勝候補の一角を占める。

優勝候補筆頭は松山・石川コンビ

その中で優勝候補筆頭とも言われるのが、松山英樹・石川遼の日本代表コンビ。今季松山は「日本オープン」で優勝した後、「HSBCチャンピオンズ」でアジア人初の世界ゴルフ選手権を制し、「三井住友VISA太平洋マスターズ」でも優勝。世界ランクは6位(2016年11月15日現在)にまでランクアップしている。今、世界でもっとも勢いのあるゴルファーは、間違いなく日本のヒデキ・マツヤマだ。

画像: 松山は「HSBCチャンピオンズ」でPGAツアー3勝目、アジア人初の世界ゴルフ選手権制覇を果たした。 jp.pgatour.com

松山は「HSBCチャンピオンズ」でPGAツアー3勝目、アジア人初の世界ゴルフ選手権制覇を果たした。

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また石川遼もケガから復帰し、「KBCオーガスタ」で優勝。その後もPGAツアーの試合で粘り強いプレーを続けている。世界ランクは99位だ。

画像: 2016年「KBCオーガスタ」では、復帰2戦目にして勝利を飾った。

2016年「KBCオーガスタ」では、復帰2戦目にして勝利を飾った。

「ボクらのゴルフは大きく違うから、良いペアになるはず」(松山英樹)

今大会について、松山は石川とチームで出場できることを楽しみにしている。

「W杯を本当に楽しみにしている。自国を代表するというのは、どんな時でも大変光栄なことだ。素晴らしいプレーと、チームの勝利に期待している」(松山英樹)

「ボクらのゴルフは大きく違うから、良いペアになるはずだ。うまくいくことを期待しているよ」(松山英樹)

松山が石川を日本代表のパートナーとして指名したのは、石川がケガから復帰する前。そのため石川は驚いたというが、日本代表としてプレーできることを素直に喜んだ。

「ボクを選んでくれた英樹の決断を、光栄に思う。さらに、日本を代表できるのも、名誉なことだ。W杯でプレーすることは、日本のゴルフにとっても、ボクたち2人にとっても、大きな意味がある。英樹とは10年以上の仲で、長年の友人と一緒にプレーできることは素晴らしい」(石川遼)

また石川も松山同様にお互いのプレースタイルの違いを指摘する。

「英樹は、ボクとは全く違うプレーをする。彼のショットは素晴らしいよ。ドライバーでも常にフェアウェイをキープし、アイアンはいつも完璧。ロングゲームで本当に素晴らしい選手だ。一方、ボクの強みはショートゲーム。良いコンビになるだろうね」(石川遼)

画像: 2016年「日本オープン」2日目。松山と石川はバンカーショット練習を共にした。

2016年「日本オープン」2日目。松山と石川はバンカーショット練習を共にした。

お互いの技術でうまく引き立てあうことができれば優勝の可能性は大いにある。2002年丸山茂樹・伊澤利光以来14年ぶりの優勝を期待したい。

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