世界ランク1位のリディア・コーの新コーチ候補として、ゲーリー・ギルクリストの名が上がっている。彼は、アリヤ・ジュタヌガンやフォン・シャンシャンらを教えている有名コーチだ。実は、月刊ゴルフダイジェスト2013年7月号で「ヤニ・ツェンのコーチ」として、彼に取材していた。そのレッスンの内容を紹介しよう。

ヤニの悩みは「ワン・ツー・スリードリル」で解消

「ヤニの悩みは、シャットフェースで引っかけてしまうこと。そもそも猛スピードでクラブを振るタイプなので、体とクラブがバラバラに動きやすいのです。シャットフェースも悪いクセ。そこで彼女には『ワン・ツー・スリードリル』を伝授しました」(ギルクリスト、以下同)

画像: ヤニ・ツェン。元世界ランク1位。メジャー5勝を含む、LPGAツアー通算15勝

ヤニ・ツェン。元世界ランク1位。メジャー5勝を含む、LPGAツアー通算15勝 

「このドリルでは、『ワン』でフェースを開きながらクラブを引き、『ツー』で左肩がアゴの下に収まるまでしっかりと上体を回す。『スリー』で振り抜くのですが、これら3つのパートを要所で動きを止めながら行うのがポイントです」

画像: ヤニを教えるギルクリストさん。ヤニは肩を縦に回すクセがあるのでフェースが閉じやすかった(写真は2012年全米女子OP時)

ヤニを教えるギルクリストさん。ヤニは肩を縦に回すクセがあるのでフェースが閉じやすかった(写真は2012年全米女子OP時)

ドリルを行うのに、まずはフェースを開きながら上げたところで一旦止める。トップまで行って再び止める。そこから振り抜けばフェースをシャットに上げる悪いクセが矯正され、クラブと体の動きがリンクするのだそう。さっそく、その手順を見ていこう。

「ワン」でフェースを開きながら上げる

画像: フェース面をスクェアに保つ感覚を身につけよう。右のようにフェース面がボールを向いていたらシャットフェース

フェース面をスクェアに保つ感覚を身につけよう。右のようにフェース面がボールを向いていたらシャットフェース

「フェース面をスクェアに保つためには、フェースを若干開きながら上がるのが自然。フェースを閉じて上げると引っかけにつながります」

「ツー」で左肩があごの下に入るまで体を回す

画像: トップでストップさせ、しっかりと肩を回す感覚を覚えたい

トップでストップさせ、しっかりと肩を回す感覚を覚えたい

「トップではしっかりと肩を回しましょう。ここで一旦動きをストップ」

「スリー」で体の回転と一緒にクラブを振り抜く

「『スリー』で、右に乗っていた体重を左に移しながらスムーズに振り抜く。体とクラブの同調性を意識したいですね。肩が縦回転するのもヤニの悪いクセでした。テークバックで左肩が落ち、インパクトで右肩が下がればフェースはシャットになりやすく引っかけの原因にもなります。肩の水平回転を覚えるためにも『ワン・ツー・スリードリル』は有効なのです」

このドリルをやれば、体の回転と同調してクラブが振れるようになる。引っかけに悩んでいる人、試してみては?

(『月刊ゴルフダイジェスト』2013年7月号より抜粋)

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