ソールを滑らせて「5個のボールを打つ」イメージ
女子プロはみんなショートウッドが上手いが何かコツがあるのか?「私は『180ヤードのアプローチ』と考えて振っています。強くガツンと打つんじゃなくて、ボーンと高く上げて運ぶ感じ。インパクトゾーンで、ヘッドが真っすぐ長く動くように、手先ではなく体の回転で振っています」(岩橋、以下同)

手前から入ってもソールが広いので滑ってくれます
インパクトゾーンはボール5個分。「ヘッドを打ち込まず、手前からソールを滑らせる感じで、本当に打つボールの手前2個、先の2個も打ち抜くようにスウィングします。このゾーンを真っすぐ振れたら距離も方向もピッタリです」
ソールを滑らせるには、ボール位置は重要。ボールを左足かかとより少し内側に置く。
「中(右足寄り)に入れすぎると、ヘッドが鋭角に入るので注意。インパクトでハンドファーストになりすぎないようにも注意しましょう」

インパクトでハンドファーストになりすぎないように打つ
長いインパクトゾーンはいわゆる「左の壁」がないと作れない。
「そのためには、左の股関節が引けないように振るのがコツです。インパクトでここが引けるとカットになりやすく、距離が出ず、方向も安定しません」

左の股関節が引けないように振ります
手をなるべく使わないように体を回転させることも大切だ。
「ショートウッドは手先で合わせると引っかかります。体の回転で、手元が体の正面にいつもあるように振るのが曲げないコツです」

体の回転を使って打つ
【ドリル】ボールの前後に目印を置いて打つ
インパクトゾーンを「長く・真っすぐ」に近づけるために、ボールの前後にコインなどの目印を置く。
「コインの上にヘッドを通すことで、低く長くヘッドを動かす軌道がマスターできます」

ヘッドが触れない位置に目印を置いてその上を通すように振る
180ヤードのクラブが決まってない人は、やさしくボールが上がるショートウッドで決まりだ!
写真/増田保雄
(週刊ゴルフダイジェスト2015年5/5号より抜粋)