女子ツアーでひそかに話題になっているクラブがある。その名は「P01-7」。そんなクラブ聞いたことないって? それもそのはず、このクラブはブリヂストンが開発中のプロトタイプ。そのクラブを、飛距離アップにこだわる宮里藍がテストした現場を直撃取材!

ソールに「牙模様」? プロトタイプに最接近した

それは、中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンの練習日でのこと。練習ラウンドを終えた宮里藍が、練習場のブリヂストンブースに現れた。藍の目的は、ブリヂストンのプロトタイプドライバーのテスト。

このプロトタイプドライバー、実は同じブリヂストンの契約プロ、渡邉彩香がいち早く実戦投入し、10ヤード近くの飛距離アップに成功しているのと同じもの。ソールに「P01-7」と記されたそのクラブを手に取ると、おもむろにテストを開始した。

画像: 真剣な表情でテストを繰り返す藍。飛距離アップはいつでも至上命題だ

真剣な表情でテストを繰り返す藍。飛距離アップはいつでも至上命題だ

藍のエースドライバーは2015年に発売され大ヒットとなったブリヂストンの“JGR”。関係者いわく「ほぼ完璧にマッチしている」と絶大な信頼を寄せている一本だ。それは数値にも現れていて、人類が到達できる究極レベルにまで弾道が磨き上げられている。それでもプロトタイプをテストするのは、どこまでも飛距離を求め続ける宮里藍ならでは。

画像: ソール前方にあるのは……牙?

ソール前方にあるのは……牙?

これが、藍がテストしていたクラブ。ソールとフェースのつながり部分に獣の「牙」のような意匠が見える。現段階ではその性能は予測するほかないが、なにかしら初速アップのための工夫なのだろうか。

たしかなことはわからない、が、推測することはできる。というわけで、みんなのゴルフダイジェスト編集部員でプロゴルファーの中村修に、ソールのデザインから性能を予想してもらおう。

「つかまりの良さそうなクラブだな、というのがソールのデザインをパッと見た印象です。理由はふたつあります。ひとつはソールのヒール寄りに交換可能と思われるウェートが装着されていること。もうひとつは、『B』マークと、その部分の厚みもヒール寄りに配置されていること。これらの要素により、重心アングルが大きくなり、つかまりが良くなっていると思われます。藍プロが現在非常につかまりのいいJGRを使用していることもあり、このプロトタイプもつかまり性能の高いクラブではないでしょうか」

画像: クラウン上部にはスリットが入れられていて、高初速を予感させる

クラウン上部にはスリットが入れられていて、高初速を予感させる

ソールを見てつかまりの良さを予想した中村だが、構えた“顔”からはまた違う印象を受けたという。

「非常にすっきりした顔をしていますね。とくに、ネックからフェースにかけてのラインが非常にすっきりしていて、左にいかないクラブという印象を受けます。まさしく、藍プロのようにインサイドアッパー軌道で高打ち出し、低スピン弾道を打つイメージが湧いてきます。つかまる性能と、左にいかなそうな見た目を両立させることにより、気持ち良くドローを打てる。そんなドライバーなのではと予想します。う〜ん、それにしても早く打ってみたいですね(笑)」(中村)

「球の高さも、直進性も出ているし、距離も出ています。感触もすごくいいですね」とはテストを終えた藍の弁。好感触を得ながらも、さすがに「即実戦投入!」とはならなかったようだが、まだあくまでもプロトタイプ。これからスペックを調整していき、現在のエースドライバーを超えるところまでマッチングを高めていくという。「あと1ヤード」を追求する藍とメーカーの挑戦は、まだまだ始まったばかりだ。

次から次へと話題のドライバーが登場する2017年のゴルフ界に現れた、まだ全貌の見えないプロトタイプドライバー。みんなのゴルフダイジェストでは、引き続きこのクラブの“正体”を探り続けていく予定。乞うご期待!

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