ラウンド回数も練習量も不足しているアベレージゴルファーのスコアは、その日のパットの調子によって、大きく左右されがち。ラウンドのパット数が「30」を切ればスコアは一気に縮まる。そして、そのための秘訣は、朝のパッティンググリーンに隠されていた!

練習グリーンの目的は「タッチ」を合わせること

朝、練習グリーンで何を、どのくらいやればいいのか。アマチュアのラウンドレッスン実績が豊富な小林大介プロに聞くと、「仮に10分しか時間がなかったとしても、内容の濃い練習をすれば、その日のパット数を確実に減らすことができます」と断言する。

そもそも、朝のパッティング練習で、一番やらなければならないことは何か。小林プロは「グリーンの速さ(タッチ)をつかむこと」という。多くのアマチュアはここで「ストロークの練習」に時間を浪費してしまうため、肝心の「タッチ」をつかむ前に、スタートホールに移動してしまう。それが、ラウンド中にパットの調子が上がらない、大きな要因となるのだ。

画像: ロングパットの距離感と1.2メートルのショートパットが30パットを切るカギ!(撮影:有原裕晶)

ロングパットの距離感と1.2メートルのショートパットが30パットを切るカギ!(撮影:有原裕晶)

「練習グリーンにきたら、まず、できるだけ平らな場所を探し、自分が一番気持ちよくストロークできる強さで、ボールを転がしてみることが大事です。『気持ちいい強さ』の感覚がない場合は、10歩分の距離を歩測して、ティなどを使ってマークし、そこに向かって打つといいでしょう。ボールは3個使うのがよく、3個ともマークの近くに止まるようになるまで、しばらくボールを転がし続けます。これだけで、実はかなりグリーンのスピードに、自分の感覚が順応してきます」(小林、以下同)

画像: 練習グリーンでの基準となる、自分なりの距離を持っておくことは重要。それがない場合は10歩の距離を歩測、それを基準の距離にする

練習グリーンでの基準となる、自分なりの距離を持っておくことは重要。それがない場合は10歩の距離を歩測、それを基準の距離にする

ボールを3個使う理由は、たとえば、最初の1個がショートすると、通常、次の1個はオーバーしやすく、3個目でちょうどいい強さとなるケースが多いから。あるいは、最初から弱め、強めと狙って打つと、その中間の「ジャストタッチ」を探りやすい。

「ベースとなるタッチをつかんだら、次は15歩の距離、その次に5歩の距離をそれぞれ1分程度転がして、強め、弱めのストロークで、しっかり狙った距離に打てるかどうかを確認します。最初の10歩の距離の感覚がしっかりつかめていれば、距離の足し算、引き算は簡単にできるはずです」

画像: 10歩→15歩→5歩の距離でタッチをつかんだら、ランダムな場所からタッチを確認しよう

10歩→15歩→5歩の距離でタッチをつかんだら、ランダムな場所からタッチを確認しよう

小林プロによれば、その後はエッジからのタッチを確認し、本番でショートパットのプレッシャーを軽減する効果がある1.2メートルの距離からカップより小さなコインを狙う練習を行い、最後はボールを1個に減らしてしっかりとラインを読み、カップインする練習を行えば完璧とのこと。

アマチュアがグリーン上でスコアを崩す大きな要因は、ロングパットにタッチが合わない3パット。朝の練習グリーンでは、タッチを合わせるくらいのことは最低限しておきたいものだ。

小林大介(こばやし・だいすけ)日夜、世界のトッププロのスウィングを研究し、アマチュアへの指導経験も豊富。湘南衣笠ゴルフ所属

写真/圓岡紀夫

(週刊ゴルフダイジェスト2017年7/25号より)

This article is a sponsored article by
''.