トム・カイトやベン・クレンショーを育て、ゴルフレッスンの神様と呼ばれたハーヴィー・ペニック。彼が残した名言を紹介しよう。ゴルフで大切なクラブは、1にパター。その真意は……?

単純明快。18ホールでもっとも多く使うクラブ、それはパターだ

「大切なクラブの順でいえば、1にパター、2にドライバー、3にウェッジ」byハーヴィー・ペニック

マスターズを2回制し、パットの名手といわれたベン・クレンショーを育てたから、こういう言葉を遺したのだろうか? しかし、もう一人の愛弟子である、全米オープンを制したトム・カイトはどちらかというとショートパットが苦手だった。

「ドライバーは大抵、1ラウンドで14回しか使わないが、パットは22回から30の半ばくらいまで使う。300ヤードのドライブも15センチのパットも同じ1ストローク。だからスコアメークの面からみると、パターのウェートが高いのは歴然としているでしょう」とペニックはいう。

画像: トム・カイト、ベン・クレンショーらを育て、男女多くのツアープロにも多大な影響を与えた

トム・カイト、ベン・クレンショーらを育て、男女多くのツアープロにも多大な影響を与えた

ドライバー・イズ・ショー、パット・イズ・マネーといわれる所以である。しかし、同じ質問をベン・ホーガンにしたら、「1にドライバー、2にパター、3にウェッジ」との答えが返ってきたという。これは希代のショットメーカーといわれたホーガンの矜持ともとれ、やはり我々凡ゴルファーはペニックの言葉のほうが効果がありそうだ。

ドライバーはどんな逆立ちをしても、280ヤードを正確無比に打つことは出来ないが、パットならば、誰でも練習さえ積めば上手になれる可能性が十分にあるのだから。

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