38試合ある2017年女子ツアーも残り11試合となり、賞金女王の争いが繰り広げられている。年々盛り上がりを見せている女子ツアーだが、日本女子プロゴルフ協会設立から50年の歴史の中で、年間試合数が最も多かった年と試合数はいくつなのだろう? さっそく、調べてみた。

最も多かったのは1989~1992年の年間39試合

ここ数年の女子ツアー人気には目を見張るものがある。その第一の理由はやはり選手の技術の向上。しかもひと昔前と比べると選手層は格段に厚くなっているから毎年注目の若手が登場することにあるだろう。

そしてもうひとつの理由がイ・ボミ、キム・ハヌル、アン・シネといった外国勢の進出。日本勢にとっては、自国のツアーで外国勢に勝たせるわけにはいかない。そんな大和撫子たちの意地がツアーにいい緊張感を与えているのかもしれない。

競争原理が上手く機能しているのが今の女子ツアーといえそうだ。2017年シーズンは昨年と変わらず全38試合。開幕戦のダイキンオーキッドレディスから11月の最終戦・LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップまで開催スケジュールはぎっしり。これって、もしかして過去最多の試合数?

画像: 女子ツアー最盛期を牽引した岡本綾子(写真:1989年宝インビテーショナル)

女子ツアー最盛期を牽引した岡本綾子(写真:1989年宝インビテーショナル)

答えはノー。過去にはもっと多い年があった。国内女子ツアーで最も試合数が多かったのは、1989~1992年で毎年39試合が行われていた。

その頃は岡本綾子を中心に、小林浩美や平瀬真由美、ト阿玉といった実力派がツアーを盛り上げていた。ちなみに男子も絶頂期で、90年には44試合が行われていた。

時代はバブル期。国中が好景気に沸いていたことを考えると、今のご時世での年間38試合は素晴らしいといえるだろう。これは選手や関係者、一人ひとりの努力の賜物に他ならない。2017シーズンも残り11試合。今季はどんなドラマが待っているのだろうか。

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