大手ゴルフブランドにはできないこだわりのモノづくりで存在感を放つ「ジオテックゴルフ」。このジオテックゴルフの看板モデル「クロトシリーズ」の11代目となる「QUELOT RE18(クロト ロイヤルエクセレンス18)」がこの春発表。調べてみたらこのクラブ、ちょっとすごい逸品だった!

玄人+プロト=クロトという予想、見事に外れ

ジオテックゴルフは“コンポーネントクラブメーカー”。組みあがった量産品を売るのではなく「ヘッド・シャフト・グリップを選んで、プレーヤーひとりひとりに合ったクラブを作る」メーカーということだ。

創業当時からこの姿勢を貫いており、オリジナルヘッドやシャフトの開発はもちろん、他社メーカーのパーツ類なども組み合わせることで、すべてのゴルファーに対して「最適な1本」を作り出す会社だと言える。

画像: 今回紹介する「QUELOT RE18(クロト ロイヤルエクセレンス18)」左が通常色、右がよりラグジュアリーなゴールド(SLEは黒のみ、高反発モデルは黒またはゴールド)

今回紹介する「QUELOT RE18(クロト ロイヤルエクセレンス18)」左が通常色、右がよりラグジュアリーなゴールド(SLEは黒のみ、高反発モデルは黒またはゴールド)

面白いのが、扱うパーツが自社だけではないというところ。他社のパーツも扱うことで、あらゆる角度でヘッド・シャフトを見ることができ、最適な1本の提案も可能。それを自社商品に反映することもできるのである。そんなメーカーが作り出した「飛びに特化したクラブ」が今回紹介する「クロト ロイヤルエクセレンス18(以下、クロト)」という訳だ。

ちなみにこのクロトという名前、千葉県の黒磯(くろと)という古い地名からきており、同社の創業の地の名前を冠したのだという。その名称からも、このクラブへのメーカーの思いが伝わってくるようだ。

すごく飛びそうな用語「不均厚SP700チタン合金フェース設計」

さて、このクロトの性能を調査すると、まず出てくるのが「不均厚SP700チタン合金フェース設計」という何やら聞きなれない文言だ。この言葉だけを聞くと「なんかすごそう」だけで話が終わってしまいそうなので、かみ砕いてみよう。

この春登場した他社のクラブの中にも、特にフェース面に新技術を搭載したものがあるが、このクロトもフェース設計に特徴がある。それこそが、「不均厚SP700チタン合金フェース」だ。

SP700チタン合金というのは、大手メーカーにも採用されている素材の名前。ポイントは「不均厚」という部分だ。元々フェース面というのは薄ければ薄いほど高反発になる。フェースの厚みを極限まで薄くする高反発加工なんていうものもある。しかし、その分フェースの脆弱性は増し、フェースが割れるということにもなりかねない。

画像: パッと見では分からない技術だからこそ打って実感したいところ

パッと見では分からない技術だからこそ打って実感したいところ

今回クロトではこのフェースの厚みに着目し、各所で厚さを調整した独自の技術が採用されている(ちなみにこの技術をどう実現するかは企業秘密で教えてもらえなかった)。

これの何がすごいのかと言うと、各部位で厚さのコントロールを行うことでフェースがたわみやすく、ルール適合内でも高反発級の飛びを得ることが可能であるということ。もうひとつはミスヒットしても高い反発が獲得できるというところだ。ミスに強く、かつ飛ぶのがクロトの第一の魅力だ。

「ラウンドクラウン構造」と「パワーソール設計」ってなに?

続いての特徴は「ラウンドクラウン構造」と「パワーソール設計」の2つ。これによって「インパクトエネルギーを効率的にボールへ」とのことだが一体どういうことなのか、かみ砕こう。

画像: 角度を緩やかにしてたわみを生むラウンドクラウン(左図)、真ん中の図のソール側オレンジの部分がパワーソール

角度を緩やかにしてたわみを生むラウンドクラウン(左図)、真ん中の図のソール側オレンジの部分がパワーソール

まずラウンドクラウンというのはフェースとクラウン(ヘッド上部)のつなぎ目をゆるやかにする技術のこと。この部分の角度が急な場合に比べてボールを捉えたときにフェース面がたわみやすくなるのだという。

また、逆にパワーソールというのはソール部分を“たわまなく”する技術。ソール側でパワーをしっかりと受け止め、クラウン側をたわませることによってインパクト時のエネルギーを効率的にボールに伝えることが可能になった。また、ボールも上がりやすくなるという相乗効果も得られるという。

飛ぶけど曲がらない、でも曲げたいときにちゃんと曲がる欲張りなクラブ

もちろん重心設計にも工夫がある。昨今見られる過度な低重心ヘッドは、スピン量の抑制効果による飛距離性能は抜群とも言われているが、それと引き換えに左右の曲がり幅を拡大してしまう場合も多い。

クロトが目指すのは「飛んで曲がらないクラブ」。そこで、同社が長年の研究で導き出した適度な高さの最適重心位置に重心を置き、飛びを犠牲にせず、安定感も確保されている。ちなみに、試打結果によるとサイドスピンによる左右の曲がりは同社の従来モデルと比較し約20.5パーセント軽減している。

画像: 同社が導き出した最適重心位置

同社が導き出した最適重心位置

また、左右慣性モーメントに関しても同じことが言える。左右慣性モーメントというのは高いほど、重心を外したときのヘッドのブレが少なくて済む数値と言われているが、大きくするとドローやフェードを打ち分けられない。球を自分で打ち分けたいという中・上級者に向けてあえて左右慣性モーメントを過度に拡大しないことで安定性と操作性を両立しているというのだから欲張りなクラブである。

最後にSWA(スウィング・ウェート・アジャスト)ってなに?

ここまでくればもう十分どんなクラブか分かって頂けたと思うのだが、そこはジオテックゴルフ。徹底的に「その人だけのクラブ」を作ることに長けている。それがSWA(スウィング・ウェート・アジャスト)だ。かみ砕くと「ホーゼル内部に最大3グラムまでのウェートを装填可能です」ということ。

もちろんウェートなしでもなんの問題もないのだが、ウェートを装着することで振り心地を調整することが可能。また。クラブを短くしたい人やバランスを出したい人に多く支持されているシステムなのだという。

画像: ホーゼル内部にウェートを入れることが可能

ホーゼル内部にウェートを入れることが可能

いかがだっただろうか。クロトについてまったく知らなかった方でも、興味を持ってもらえたのでは?

2018年3月23日(金)~25日(日)までパシフィコ横浜にて行われるアジア最大のゴルフの祭典「ジャパンゴルフフェア」。このクロトが手にとれるのは、会場のイベントステージに近い「ブース番号2‐6・ジオテックゴルフコンポーネント」だ。また、当日はユニバーサルゴルフの試打スペースにて、カスタムクラブのひとつとして試打することも可能で、ブースにて貸出もしているとのこと。気になった方はぜひその飛びを自分の腕で試してみてほしい。

【ジャパンゴルフフェア】
会期:2018年3月23日(金)~25日(日)10:00~19:00(最終日のみ17:00で終了)
会場:パシフィコ横浜(最寄り駅/横浜高速鉄道みなとみらい駅徒歩3分)
入場料:無料

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