パターデザイン界の「革命児」による
独自のフェースデザイン
「イーブンロール」は2015年にアメリカで設立された新進気鋭のパターメーカー。現CEO兼パターデザイナーのゲーリン・ライフ氏は、世界で初めてパターフェースに「溝」を入れるデザインを発明して以降、パターデザイン界の革命児として名高い人物だ。
そんなライフ氏がキャリアの集大成として位置付けているという「イーブンロール」のパター。その最大の特徴は、独自開発した「スイートフェイステクノロジー」と呼ばれるフェース構造にある。
特殊なV型の溝がインサートではなく直接フェース面に刻まれており、溝の幅がフェース中央からトウ、ヒール方向へいくほど狭くなっている。これによって、トウやヒールに外してもコンタクト面積が増加するため、どこで打っても均等なストロークが実現できるという。

オフセンターヒット時でもボールの転がりを損なわない、同社独自開発の「スイートフェイステクノロジー」
交換可能なホーゼルシステムを採用した
「Vシリーズ」
今回新モデルが追加となった「Vシリーズ」は2021年3月に登場。 多様性・多機能性を意味する「VERSATILITY」の「V」から名付けられており、カスタム性能が非常に高いシリーズだ。
「Vシリーズ」最大の特徴は、交換可能なホーゼルシステム。従来の備え付け仕様では実現できなかった、自身のパッティングストロークの特性や傾向に合わせて、ホーゼルをカスタムすることができる。ホーゼルのラインアップは前作から2タイプ増加し計6タイプとなった。

トゥダウンの角度が大きく、フルアークタイプのストローク向き。ツアープレーヤーに好まれるホーゼルで引っ掛けのミスが出やすい人におススメ

トゥダウンの角度がやや小さくなり、セミアークタイプのストローク向き

トゥダウンの角度が小さい、またはフェースバランスとなり、まっすぐ引いてまっすぐ出すストレートなストローク向きで、プッシュのミスが出やすい人向き

トゥダウンの角度がやや小さく、シャフト2本分のオフセット。まっすぐ引いてまっすぐ出すストレートなストローク向きで、プッシュのミスが出やすい人向き

トゥダウンの角度が大きくフルアークタイプのストローク向きで、引っ掛けのミスが出やすい人におススメ

トゥダウンの角度がやや小さくなり、ニュートラルなストローク向き
ヘッド形状も新たに6モデルが追加された。全モデルのソール部分に可変ウェイトを搭載しており、パターの長さに応じてウェイト重量を変更することで、33~35インチまで同じスイングウェイトになるような設計がなされている。

(写真右)安定感のあるワイドブレードモデル「EV2 MidBlade」、(写真左)安定感のある高慣性モーメントツアーマレットモデル「EV8 TourMallet」

(写真 右)中心に向かってカーブしたウィングが特徴の「EV5.1 Black Six-Point Weighting Mallet」
(写真 中)3本のサイトラインが特徴の「EV5.2 Satin Six-Point Weighting Mallet」
(写真 左)長方形の窓で並行、垂直両方でエイミングできる「EV5.3 Duo Six-Point Weighting Mallet」

ソールに配された6つのウェイトが強烈な存在感を放つ

コンパクトなヘッドサイズでありながら、安定性と高慣性モーメントを備える「EV12 Stable Mallet」

コンパクトなヘッドサイズでありながら、安定性と高慣性モーメントを備える「EV12 Stable Mallet」
カスタマイズ要素がさらに拡充され、より多くのゴルファーのニーズに応えることができるようになったイーブンロールの「Vシリーズ」パター。価格は全て7万1500円(税込)という設定。気になる人は実際に手に取って試してみてはどうだろうか。