今回はバンカーショット編です。アダムは、インパクトをゾーンでとらえるのが極意と教えてくれましたよ。

1ドル札ぶんの砂を
掃うように打とう

「ボールが1ドル札の上にのっていることをイメージする」というアダム。これはヘッドの入口と出口を意識するための工夫。横長の長方形の右端に入れて左端から出せばシャローな軌道で脱出できる。
シャローな軌道の利点は、深く砂に入り過ぎないということです。浅く砂を削るようにスウィングすることで、砂を取る量が安定します。

画像: 1ドル札ぶんの砂を 掃うように打とう

力を緩めずに振り抜こう

グリーン周りのアプローチではグローブを外すアダムだがバンカーだけは「グローブをはめます」。「ある意味ルーティン」だそうだが砂の抵抗に負けないためグローブをはめて力をゆるめない意識を持っている

画像: 力を緩めずに振り抜こう

ハンドファーストは必要ない

ボールをやや左足寄りに置き グリップはウィーク で握る。インパクトは手を先行させずクラブが手を追い越した状態にするのが最大のポイント。「普通のショットのようにハンドファーストではミスが出ますよ!」

画像: ハンドファーストは必要ない

 ボールだけをピンポイントに狙うのではなく、 アバウトに1ドル紙幣の幅の砂をとればいいんだ、と“線”でイメージすることが大事。ただ1ドル札に固執するあまりヘッドの出口を意識しすぎるとすくい打ちになる危険性があります。手ではなくヘッドを先行させれば自然とヘッドが抜けてくれると思っていただけば良いでしょう。

まずは アドレスでハンドレイト(ハンドファーストの逆)のイメージをつくっておく。これでバウンスが活かしやすくなります。あとは打ち込む意識がなくても自然とクラブが砂とボールを一緒にかき出してくれます。大丈夫、クラブの性能を信じてください。

 最後に距離感ですがバンカーで10㍎打とうと思ったら、通常のショットの20㍎分振らないと飛びません。アダムのいうようにグローブをして、力を抜かずしっかり振り抜くことも大切です。

ボールを左に置いて、ウィークグリップでハンドレイト。打ち込まずにiドル札分を払うように打つ。よーし、やってみよう!

2014年6月号掲載から一部抜粋。写真/姉崎正

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