日本人として初めて米女子ツアー賞金女王に輝いた岡本綾子。そのスウィングはかの野球のイチローがバッティングの参考にしたほど。多くの女子プロを一流に育て上げた指導者としても知られる岡本が、そのスウィング論をまとめたのが1995年刊行の単行本「LESSON!」だ。名著の中から、今なお色褪せない“珠玉の言葉”を探しにいこう。

腕が地面と平行になる前で下ろし、そこから上半身を傾ける

「アドレスを見ればその人の実力がわかる」と岡本綾子はいう。

「グリップも含めて、スタンスのとり方、足幅、肩の線、腰の線、ひざの線がきちっとしていて、アドレス全体のバランスがとれているかどうか。この構えの印象がいい人は、それなりに理にかなった格好になっている、といっていいと思います」(本文より)

画像: アドレスを見ればその人の実力がわかると岡本は言う(写真は1993年頃)

アドレスを見ればその人の実力がわかると岡本は言う(写真は1993年頃)

たしかに、ゴルフが上手い人の中に、スウィングが個性的な人はいるが、アドレスが変という人はいない。反対に、アベレージゴルファーの域を出られない我々一般アマチュアのアドレスは、やっぱりどこかバランスが変だ。

岡本は、上半身の前傾角度が一番戸惑うだろうと言い、その“決め方”を剣道の竹刀を真上から振りおろす要領にたとえてこう教えてくれている。

「真っ直ぐに立って、クラブを正面に向かって上からおろしてきて、肩のレベルで腕が地面と平行になるところでいったん止める。ここで腕とクラブはそのままにしておいて、上半身を前傾させていき、ちょっとだけひざを曲げ、クラブが地面に着いた形。これが理想的な前傾角度です」

なんとなく体をかがませただけでは、良いアドレスは作れないのだ。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.