2017年7月21日、ミズノが新ラインアップ「ミズノプロ」を発表した。その第一弾として登場したアイアンはミズノプロ118、ミズノプロ518、ミズノプロ918の3機種。“アイアンのミズノ”の本気が随所に見える最新モデルを、発表会の現場から最速レポート!

ミズノが送り出したのは超こだわりの“カスタム専用モデル”

今回発表されたミズノプロシリーズの大きな特徴は、カスタム専用モデルである点。ミズノが推進するフィッティングサービスを受けられる全国350のショップのみで購入できる。新開発のフィッティングシステムにより、ゴルファーひとりひとりの「スウィングDNA」を抽出。それを元に、最適なクラブを選べるとしている。

その中核となるアイアン3モデルは、いずれも打感の良さを追求した、実にミズノらしいラインアップ。ただし、3モデルはかなり性格が異なり、腕前や好みによって選ぶことができる。早速紹介していこう。

画像: 左からミズノプロ118、ミズノプロ518、ミズノプロ918

左からミズノプロ118、ミズノプロ518、ミズノプロ918

これぞ日本のマッスルバック。ミズノプロ118

開発のコンセプトが“ザ・マッスルバックを作ろう”だったという「ミズノプロ118」。シャープな顔つきは往年の名機「ミズノプロTN-87」を思わせ、ミズノファンにはたまらない形状となっている。

ミズノの世界特許であるグレインフローフォージド製法をさらに進化させたグレインフローフォージドHDにより、ヘッド内部の鍛流線を打球部に密集させることで打球音を向上させると同時に、銅下メッキを施すことで、より心地よい打感が得られるような工夫がなされているという。

画像: ミズノプロのロゴがカッコいい

ミズノプロのロゴがカッコいい

ミズノのマッスルバックといえば過去に多数の名器を輩出してきた伝統のモデル。このミズノプロ118も、それら名器の系譜に連なるモデルといえそうだ。ソールには丸みがつけられ、使うと意外とやさしそうな印象。

画像: シャープで小ぶり……なのだが、必ずしも上級者限定ではなく、やさしさも感じさせるのは流石

シャープで小ぶり……なのだが、必ずしも上級者限定ではなく、やさしさも感じさせるのは流石

「難しいのかなと思ったんですが、打ってみたら球も上がりやすく、抜けもいい。打ちやすいクラブという印象でした。ミズノプロというロゴもすごくカッコいいです」と契約プロの小鯛竜也。ちなみにこのロゴ、野球の“ミズノプロ”のロゴとまったく一緒だという。

打感を評価するのは、このアイアンを早速ツアーで使用するという手嶋多一。「ギュッと濃縮されたような打感」と独特な表現で形容していた。実際、手嶋は開発段階から打感に関してアドバイスをしており、満足のいく仕上がりになっているという。

メカっぽくてカッコいい。ミズノプロ518

ミズノプロ118同様のグレインフローフォージドHD、銅下メッキを採用するとともに、バックフェースのキャビティ部に比重の小さなチタン、ソールのトウ側には比重の大きなタングステンウェートを組み合わせることで、トウ・ヒール慣性モーメントを大きくしたモデル。

画像: 軟鉄・チタン・タングステンを複合させた“チタンマッスル”アイアンだ

軟鉄・チタン・タングステンを複合させた“チタンマッスル”アイアンだ

スウィートエリアを拡大させることでミスヒットに強いのが特徴の、複合セミキャビティアイアン。世界的アイアンのムーブメントである「やさしくて、カッコいい」アイアンという印象で、中上級者を中心に人気を集めそう。物欲をくすぐられるモデルだ。

画像: ミズノプロ118より一回り大きく、シャープさとやさしさが両立している

ミズノプロ118より一回り大きく、シャープさとやさしさが両立している

「どんなアイアンがきても常に顔がいいのがミズノの特徴。この“518”もそうで、変に小さすぎず、いい顔です。518は後ろにチタンが入っていて、そのせいで打感もすごく心地いい打感になっている。軟らかいんだけど、弾く感じがするんです」とは契約プロの小林正則の弁。

飛びとやさしさを追求。弾いて飛ぶぞ、ミズノプロ918

ミズノ“プロ”という名称からは、当然ながらプロモデルを予感させるが、ミズノプロ918は広いソールと深いキャビティが特徴の、「飛びとやさしさを徹底追及した」というモデル。

軟鉄にボロン鋼をごく少量添加することなどで、フェース部の強度を30%アップし、フェースとソールの薄肉化により反発性能が向上している。

画像: キャビティ部分は深くえぐられているにもかかわらず一体成型で、打感の良さも損なわれていない

キャビティ部分は深くえぐられているにもかかわらず一体成型で、打感の良さも損なわれていない

また、バックフェースのソール寄りの部分は深くえぐられ、それによって余った重量を四隅に配することで慣性モーメントを拡大。打点がバラついても飛んで曲がらない性能となっている。深くえぐりながらもヘッドは一体成型で、打感の良さは損なわれていないというからすごい。また、反発性能が高まるという効果もあるという。

画像: 飛びとやさしさを追求。弾いて飛ぶぞ、ミズノプロ918

こちらは男子プロの使用は想定しておらず、女子プロの使用が見込まれているモデルだそう。必ずしも上級者限定ではなく、幅広いゴルファーをターゲットにする“新生ミズノプロ”を象徴するアイアンかもしれない。

画像: 発表会には左から手嶋、小林、小鯛の契約プロ3名が出席。新しいミズノプロの魅力を語った

発表会には左から手嶋、小林、小鯛の契約プロ3名が出席。新しいミズノプロの魅力を語った

ユーティリティ&ウェッジもラインアップ

ミズノプロシリーズは、アイアンだけでなく、ユーティリティとウェッジも同時に発表された。ミズノプロフライハイはアイアン型ユーティリティ。中空構造により深い重心深度と、ソールに配されたタングステンウェートによってボールが上がりやすいが、一方でトップブレードはシャープで、構えやすさも抜群だ。

つまり見た目にはアイアンのシャープさがあり、打つとユーティリティのやさしさがあるという、相反する要素を両立させたユーティリティとなっている。フェースは反発の高いマレージング鋼で、飛び性能も兼ね備えているという。

画像: ミズノプロフライハイは、18〜23度までのロフト角に対応する

ミズノプロフライハイは、18〜23度までのロフト角に対応する

ヘッド素材に軟鉄ボロン鋼を採用することで、打感を損なうことなくスコアラインの耐久性能を高めたというのがミズノプロS18ウェッジ。46〜60度まで1度刻みで揃うという豊富なラインアップも魅力だ。よくあるサテン仕上げもあるが、目を引くのはメタリックな色彩の「ブルーIP」。この青ウェッジは、いかにもコースで注目を集めそうだ。

画像: 44度から60度まで1度刻みにロフトが設定されたミズノプロS18ウェッジ。どんな組み合わせも思うがまま。一部のロフトではバウンス角も選べる

44度から60度まで1度刻みにロフトが設定されたミズノプロS18ウェッジ。どんな組み合わせも思うがまま。一部のロフトではバウンス角も選べる

This article is a sponsored article by
''.