片手シングルのトップアマしか出場できない関東&関西月例競技で使用ドライバーを大調査。上級者たちは、どんなドライバーを使っているのか? 105人の選手たちが使うクラブの特徴&傾向を探ってみた。

関東・関西ともに一番人気は「M2」だった

7月に開催された「関東月例」と「関西月例」を取材し、トップアマが試合で使うドライバーのヘッド、シャフト、長さ、重さ、フレックス、グリップなどを徹底調査した。

まずはヘッドから。東西とも使用率ナンバー1はテーラーメイド「M2(2017)」という結果になった。「M2」は低スピン&高弾道が特徴で、つかまりすぎない顔でドローヒッターに人気のモデルだ。

次点は、関東はタイトリスト「917D2」だったが、関西ではカムイ「TP-07」がキャロウェイ「エピック」を抑え、2位にランクイン。それ以外でもバルド、アストロツアーといったカスタムブランドの人気ぶりが目立った。

写真の「M2」を筆頭に、調査した105人中28人がテーラーメイドのドライバーを使用していた。もちろん、メーカー別の使用率は1位

ヘッド体積を見ると、一般にトップアマは小ぶりなヘッドを好む傾向があるが、今回調査したトップ3はいずれも460ccの大型ヘッド。トップアマは意外にも、シャープさや操作性より、重心距離が長く、弾道の強さが期待できるドライバーを求める傾向があるといえそうだ。ただ、東西とも460ccに次いで多かったのが440ccの小ぶりヘッド。操作性を求めるか、飛距離重視の強弾道を選ぶかの二極化もうかがえる。

関東で2番目に人気だったタイトリストの「917D2」

テーラーメイド「M2」の使用率が高いのは事実だが、その割合は東西全体の13パーセント程度。飛び抜けて人気があるドライバーがあるわけではなく、カスタムも含め、ブランドの分散化が進んでいる。アスリート派のトップアマは時流に流されず、「自分に合った明確な1本」を見極める目を持っているのだろう。

関西では2位、関東では3位だったカムイ「TP-07」

この記事は、発売中の週刊ゴルフダイジェスト8/22・29号の特集「ここ一番! トップアマが試合で握るドライバー大調査」より。本誌では、トップアマが使用しているシャフトやグリップまで掲載!

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