大事な場面での勝負をかけたティショット。しかしボールは大きく曲がって林の中へ……。でもあきらめるのはまだ早い! 少しでもグリーンへ近づけられれば寄せワンのパーが狙えるぞ。林の中から1ヤードでも近づけるために有効な、低いフックの打ち方を伊藤元気プロに教えてもらおう!

串を回すイメージならフェースも楽に返せる

林の中から少しでもグリーンへ近づかせるために、まずは低いフックの打ち方を教えてください。

「林の中ですから絶対に低く打ち出さなくてはなりません。そのためボール位置は右かかと線上にセットします。そしてポイントはフェースを開いておくことです」(伊藤、以下同)

フェースを開いたら球が上がってしまいそうですが、その理由は?

「フェースを急激にターンさせるために、あらかじめフェースは開いておかないとインパクトでかぶりすぎてチョロになる可能性があるからです」

インパクトエリアでフェースを急激にターンさせることは難しくない……?

「フェースをターンさせるというと難しく聞こえるかもしれませんが、たとえば、みたらし団子とか焼き鳥とか串モノを焼くときに、料理人の人が串を回しますよね。我々はお客さんですが、あのイメージでクラブを回す(回旋させる)のです」

(腕をクルッと……)たしかにフェースが返る!

「この動きを使えば、林の中から低いフックで回して、距離をかせげるわけです」

画像: 「網の上のみたらし団子をクルッと回すイメージ」

「網の上のみたらし団子をクルッと回すイメージ」

打ち方=腕を旋回させてフェースターンさせる

「両腕とシャフトを一体にして反時計回りに。右腕は内旋、左腕は外旋させてフェースを返します。低くて鋭いフックが打てます。腕をしっかり回旋できればフォローで左わきが閉まってさらに体の正面からクラブが外れません。狙った打ち出し方向へ確実に飛びます」

画像: 腕とシャフトをひとつの軸にして、それを回せばフェースが返る

腕とシャフトをひとつの軸にして、それを回せばフェースが返る

フェースを急激に返すためアドレス時にフェースは開いて構える。ボール位置は低く打ち出せるように右かかとの前にセットするのがポイントだ。

スウィングの振り幅は小さくてOKなので、スタンス幅は両肩程度に狭める。広すぎると手打ちになりやすく、逆に狭すぎても下半身が不安定になるので注意。

画像: ボールは右足寄りでフェースを開いて構えよう!

ボールは右足寄りでフェースを開いて構えよう!

低い球を打つからといってインパクトで左足方向へ重心を移すとチョロやザックリの原因になる。

「むしろ、右足重心のまま。しっかりフェースを返していけば低いフックは必ず打てます」

画像: 「右足重心で振り抜こう」

「右足重心で振り抜こう」

林の中から1ヤードでもピンに近づけたいなら低いフックは必須の球筋。ゴルフはミスのゲームなのだから、あらかじめミスした場合に備えておくことも、スコアを守るために大事なことのひとつなのだ。

この記事は、発売中の週刊ゴルフダイジェスト8/22・29号「林からミラクル脱出。1ヤードでも前へ!」より。林の中に入ってもピンチをチャンスに変えることができる低フック、そして低スライスの打ち方も載っているので、チェックして欲しい。

伊藤元気(いとう・もとき)1981年生まれ、愛知県出身。300ヤードを超えるショットを放つ飛ばし屋としても知られるプロゴルファー。愛知カンツリー倶楽部所属

写真/姉崎正

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