同伴者が動かしているカートに、打ったボールが当たっちゃった! 次に打つショットは、何打目にカウントするのが正しいんだっけ? ゴルフの「携帯品」に関する問題、わかりますか?
画像: 「カートを回しておくわね」。「ありがとうございます!」

「カートを回しておくわね」。「ありがとうございます!」

第3打目を打とうとしたら、同伴者が「先にカートを回しておくわね!」と申し出てくれた。「ありがとう~、よろしくね!」

画像: 「あ! ヤバッ!!」

「あ! ヤバッ!!」

ところが打ったショットは、まさかのシャンク! ボールはカートをめがけて一直線に飛んで行ってしまった……。「フォア―ッ!!」

画像: 「わわわっ!!」「大丈夫ですか!? ボールは当たっていませんか??」

「わわわっ!!」「大丈夫ですか!? ボールは当たっていませんか??」

案の定、カートにクリーンヒット! でもそのおかげで、手前のラフにボールは残ってくれたみたい。「ごめんなさーい! 体に当たっていなくてよかったわ」。

画像: 「え~っと、次は何打目になるんだっけ??」

「え~っと、次は何打目になるんだっけ??」

「危なかった~! えーっと、カートはプレーヤー全員の『携帯品』になるから、ボールが当たったら1打罰ね。3打目に1打を加えて、次は5打目かな。まあカートがなかったらOBだったかもしれないし、よかったじゃない!」

「怪我がなくてよかったです。本当にごめんなさい。でもあなたが動かしたカートは、その動かしている人の携帯品になるから、私の打ったボールが当たっても罰はないはず。次はそのまま4打目でいいと思いますけど……」。

果たして、正しいカウントの仕方はどっち?

動いているカートに球が当たった!

  • カートは「携帯品」だから1打罰

    プレーヤーの球が自身の携帯品によって方向を変えられた場合、1打罰を受ける(規則19-2)。共用しているゴルフカートもプレーヤーのうちの1人の「携帯品」とみなされるが、カートが他のプレーヤーによって動かされていた場合は、動かしているプレーヤーの携帯品にとなるため、球が当たっても罰はない(裁定19/1)。

  • 同伴者が動かしているカートなら罰なし

    プレーヤーの球が自身の携帯品によって方向を変えられた場合、1打罰を受ける(規則19-2)。共用しているゴルフカートもプレーヤーのうちの1人の「携帯品」とみなされるが、カートが他のプレーヤーによって動かされていた場合は、動かしているプレーヤーの携帯品にとなるため、球が当たっても罰はない(裁定19/1)。

  • カートは「携帯品」だから1打罰
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    1056
  • 同伴者が動かしているカートなら罰なし
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週刊ゴルフダイジェスト10/31号「ゴルルとルール。」より(監修・小山混、写真・増田保雄)

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