ジェイソン・デイと同時期にオーストラリアのゴルフ学校に在籍し、同じ先生について学んだ鳥井雄一郎コーチ。デイと同じ理論に基づいてゴルフをしている彼に、ジェイソン・デイみたいに振るためのメソッドを教わる連載、今回は正しい体重移動を身につけるドリルを教わった!
左腰をスライドさせて、しっかり体重移動させよう
「How’s it going mate(ハウズゴーインマイ/オーストラリア英語で“お元気ですか”)? 鳥井雄一郎です。ジェイソン・デイのように飛ばすためには、正しい体重移動を身につけることが不可欠です」
「下の写真をみてください。トップからダウンスウィングへ切り返す過程の中で、ジェイソンは大きく左に体重移動しています。これが彼の大きいフォローの理由で、爆発的な飛距離の秘密のひとつなのです」
まずはしっかり体重移動。そのあとスウィング!
「このような体重移動を身につけるには、こんなドリルが最適です。カラダの右側にシャフト(ドライバーでOK)を垂直に立て、そこに両手を乗せます。そうしたら、シャフトの角度を変えないように意識しながら、腰を左にスライドし、体重移動するんです」
「それができたら、お次は腰を左にスライドさせた勢いのまま、シャドースウィングしてみてください(下の連続写真参照)。やってもらえるとわかると思いますが、このように体重移動を行うと、ダウンからフォローにかけてクラブが詰まらず、思い切り振り抜いていくスペースができるんです。僕とジェイソンが教わった理論ではフォローを重視しますが、大きいフォローはこのような体重移動から生まれることを覚えておいてください。 それでは今日はこのへんで。Good Day, Mate(グダイマイ/オーストラリア英語で“またね”)!」