いよいよ開幕を迎えた2017年の女子ツアー。みんなのゴルフダイジェスト編集部は、開幕戦「ダイキンオーキッド・レディース」の会場、琉球GCで注目の女子プロたちに直撃取材! 今年日本ツアーに“本格復帰”を果たす有村智恵は、クラブやウェアの契約も変更して開幕戦に臨んでいる。その変化への思いを聞いた。

「思った以上に冷静に、開幕戦を迎えています」

みんなのゴルフダイジェスト編集部(以下、編集):2017年は本格的に日本ツアー復帰の年となります。どのような心境で開幕戦を迎えていますか?

有村智恵(以下、有村):ニュートラルな気持ちです。12月のQT(クオリファイング・トーナメント、翌年の出場権を賭けた試合)を通った時(17位で通過)はもう少し心機一転って感じでいくのかなと思っていたんですけど、いざ(開幕戦に)入ってみると、気持ち自体が大きく変わったってことはなくて、思った以上に冷静だなって思います。

自分としてはいい準備がオフにできていると思いますし、今年(クラブ)メーカーさんもウェアも全部変わっていますが、それがいい方向に行くと考えて変えていますから。

画像: 「いい準備ができている」というコメントからは、充実したオフを過ごしたことがうかがえる

「いい準備ができている」というコメントからは、充実したオフを過ごしたことがうかがえる

「“なにかを変えたい”という気持ちはあった」

編集:クラブのチェンジには驚きました。そこにはどのような心境の変化があったのでしょうか。

有村:なにかを変えたいという気持ちはやっぱりあって。それで、もし変えるとすれば(日本ツアーに復帰する)このタイミングかなって前から考えていて。自分のなかで、クラブ自体への考え方も変わりつつあったというか、今までは自分の腕で、練習して、実力でどうにかしていかなきゃという気持ちも強かったんですけど、最近のゴルフ界全体の流れを見ていると、ギアの力も借りている選手のほうが上に行っているんじゃないかなって。

有村:もう少し、クラブを自分に合わせるのはもちろん、自分もクラブに合わせるのも必要なのかなというか。今までは自分にいかにクラブを合わせるか、だったんですけど、その辺の考え方も変わってきたので、(自分にとって)なにが一番いいクラブなのか、そこも追求していきたいと思っています。

編集:考え方が大人っぽくなった、という感じでしょうか。

有村:うーん……柔軟にはなりました。こうでなければいけない、ではなく、一回試してみよっかな、と。試して、いろんなことをやってみて、それでどうなるかはやってみないことには答えはわからないですから。

編集:プロゴルファー・有村智恵「第2章」というイメージ?

有村:そういうんじゃないです(笑)。自分自身は何も変わってないですし、昔があるから今があるというところもあるんで、そんなにバーッと変わるという感じではないんです。でも区切りではあると思っています。今年20代最後ですし、日本に改めて帰ってきましたし、何か感じていた部分があるからこういう(契約変更という)決断をしたんだと思います。

画像: パターを短く握るのは「クセですね」と語る。「短く持つと、自分の体が一番動きやすい」との事

パターを短く握るのは「クセですね」と語る。「短く持つと、自分の体が一番動きやすい」との事

「やっぱり……勝ちたいですね」

編集:新しく契約したヤマハのクラブの印象はどうでしょう?

有村:すごくいいです。自分自身が求めていたものを叶えてもらえています。特にドライバーは打感と音が良くて、すごい好きです。

クラブを変えて、ドライバーもアイアンもシャフトを変えて、それがスウィングを助けてくれている部分もあります。スウィングも変えているんですが、クラブもそれに合わせて変えていかなければって。

画像: ヤマハのRMX116ドライバーを使用

ヤマハのRMX116ドライバーを使用

編集:最後に、2017年の目標を聞かせてください。

有村:やっぱり……勝ちたいですね。それを目指していきたいです。

This article is a sponsored article by
''.