石川遼プロの愛用パターと同じ形状の「L字マレット」
オデッセイの『#9』といえば、石川遼プロが愛用していることでもおなじみの形状。昔ながらのオーソドックスなL字パターを後ろに伸ばしたような、いわゆる「L字マレット」と呼ばれるカタチだ。プロゴルファー中村修も、「写真を見てもらえれば分かりますが、実に“いい顔”。早くも高得点です」とまずはその見た目を評価。
「シャフトがヒールについているため、基本的にはバックスウィングでフェースを開き、ダウンスウィングでは開いたフェースを閉じる動きでインパクトを迎えたいパターです。インパクトのタッチで距離感を作るタイプのゴルファーには、すんなりハマるのではないでしょうか」(中村、以下同じ)
低重心な「L字マレット」と「マイクロヒンジ・インサート」のW効果で転がる!
「このパターを後ろから見ると、ヘッド後方のフリンジ部分に意外と厚みがあるんです。そのため意外と低重心。低重心であるためボールにバックスピンがかかりにくく、その分順回転がすぐかかります」
O-WORKSはそもそも「インパクト後すぐに順回転がかかる」のがウリのパターだが、このパターはその効果がより強く出ると中村は言う。
「ヘッドの特性上しっかりとインパクトしやすく、低重心効果とインサート効果も得られることから、自分でしっかり打ちたいタイプ、インパクトを大事にしたいタイプのゴルファーが、しっかり転がせるパターだと思います。O-WORKSのパターは全体的に打感が素晴らしいのですが、この#9はしっかり打てることも相まって、その良さをより感じられるのもいいですね」
インパクトで距離感を作りたいタイプのゴルファーにとって、一番怖いのはパンチが入って大オーバーしてしまうこと。このパターの場合、パチン! と強く打たずとも、自分が思ったよりもほんの少し、しかし確実に先まで転がってくれる。
打ちすぎのリスクをとらずに、しっかりと打てる。言葉にすると矛盾しているように感じられるような機能を持っているのが、この「#9」なのかもしれない。