千葉県北西部・成田方面のゴルファーの間で「ゴルフの病院」と呼ばれる大栄CC。そこの名物麺が、今回紹介する担担麺だ。頼んで納得、この担々麺はアタリだ! ところでなんで大栄CCが「ゴルフの病院」なのかといえば……。
ゴルフの病院に、美味い麺あり
コース内の高低差7メートルというフラットな地形。平均900平米前後の巨大グリーン。そこに来ればスコアがまとまり、自信を取り戻すことができる。大栄CCは、そのフラットで広大な敷地ゆえに、近隣ゴルファーから「ゴルフの病院」と呼ばれ、愛されているという。
一方で、地元のプロゴルファーによれば、「フラットでスコアが出しやすいと油断していると、ピン位置次第で難易度が跳ね上がり、大叩きすることもある。それを“副作用”と呼んでいます(笑)」とのこと。
そんな大栄CCでいただける“担担麺”を紹介しよう。
結論を先に言えば、この担々麺、「アタリ」だった。まるで中華料理の専門店のような味わいで、実に濃厚。好みにもよるだろうが、担担麺のスープはサラサラせずに濃厚であるべきだと考える人にとって、この担担麺は芯を喰う確率がかなり高いと思われる。
本場中国の担担麺は醤油ベースにラー油、花椒で味付けをするのだというが、この担担麺を味わってまず舌を直撃する味はまるで味噌ラーメンのそれ。豆板醤で炒められと思しきひき肉が、具としては麺と絡み、同時にスープに奥深さと濃厚さを加えている。とはいえ、味付けが自体が極端に濃いわけではないので、食べ飽きない。気がつけばアレ、麺がない。いつの間に!? といった状態だ。
麺との出会いは一期一会。そんな中、忘れられない麺もある。大栄CCの担担麺は、そんなリストに載る一杯となりそう。食べ終えた後はカラダが発熱したかの如くに温まる。冬場の寒い時期に食べたならば、また格別だろうと思わせてくれる味だ。
スコアが出ない時期が続いている方、担担麺を目当てに、「ゴルフの病院」を訪ねてみてはどうでしょう。