大きなショッピングモールの駐車場で、買い物を終えたお客さんを車まで送り届けるサービスを見かけた。そこで使われていたのが、我々には馴染みの深いゴルフカート。ゴルフカートはエコだし、運転しやすくて小回りが利く便利な乗り物。調べてみたら、今や中古市場が確立され、さまざまなシーンで重宝がられていたのだ。

ゴルフ場とはまったく無関係な工場や農園でもお役立ち

山深くにある神社。駐車場から社殿までは急坂を歩いて登らなければならず、お年寄りなどにはちょっときつかった。でも送迎用にゴルフカートを導入してからは上り下りも楽々でみんなに喜ばれている。緩やかな山の斜面に広がる果樹園では、カートで収穫物を運んでいる。坂や悪路にはめっぽう強く、百人力だ。

他にも今、工場やレジャー施設、大型商業施設、さらにはテーマパーク、公園墓地、イベントなど、さまざまな分野でゴルフカートが使われているという。なるほど、ゴルフ場以外でも人を乗せる、物を運ぶと、どちらの役目でもゴルフカートは実に使い勝手がいい。

画像: 急坂のある神社で参拝・婚礼などに利用(常陸国出雲大社)

急坂のある神社で参拝・婚礼などに利用(常陸国出雲大社)

ゴルフカートは意外な使い方ができる“新種のエコカー”

もともとはゴルフ場専用だったカート。その守備範囲を広げ、ユーティリティプレーヤーへと変えたのは㈱エヌエフコーポレーション。全国のゴルフ場から使わなくなったカートを買い取り、整備を施して販売・レンタルするという中古ゴルフカート専門店だ。

カートの使い勝手のよさやタフさに目をつけ、新規需要を開拓した点でビジネスモデルとして注目されるけれど、一方ユーザー側にとっては意外な使い方を見つけたり楽しんだりできるだけに、今、新種のエコカーとしても脚光を浴びている。ちょっと不便だな、と感じたところにカートがあれば快適性も効率もグーンとアップ。ゴルフカートはコースを離れても大いに役立ってくれるのだ。

農園では懐かしい電動手押し式や立ち乗り式が人気

ゴルフカートといえば、最近はゴルフ場で電磁誘導を搭載しているケースも多い。このシステムを生かして構内無人搬送用として使っている工場もある。

カートのメーカーはヤマハや日立、EZGO、Club Carの日米4社がほとんどを占めるが、エヌエフコーポレーションでは、ほぼすべてが揃っているし、バッテリー式あるいはガソリン式、2人乗り、5人乗りなどさまざまなタイプが用意されている。以前よくコースで見かけた電動手押しタイプやキャディさんひとりの立ち乗り式も揃えていて、これらは農作業で使われることが多いとか。

画像: 立ち乗り式を改良して農園の収穫用に

立ち乗り式を改良して農園の収穫用に

1台から買えて個人ユーザーも増加中

最近では野外コンサートの舞台装置として使ったり、ショップのディスプレー用などとしての需要も増えているという。さらには、釣り好きがボートまで用具を運ぶために使ったり、山林地主が山の見回りに使ったりと、個人ユーザーも多くなっているとのこと。日々の不便を解消してくれるエコカー、一台いかがですか?

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