今週開催される若手女子プロの登竜門的存在「グアム知事杯」。過去の優勝者の紹介も含め、注目選手を紹介しよう。このなかに、次なる女子ツアーのヒロインがいる!?

2003年から開催され、2018年で16回目となる「グアム知事杯女子ゴルフトーナメント」。2018年2月15日~16日の2日間にわたって開催されるこの大会は、若手女子プロの登竜門としても知られている試合だ。

過去5年間の優勝者を見ると、2013年辻梨恵、2014年山村彩恵、2015年村田理沙、2016年佐藤絵美、2017年小宮満莉花と、すでにツアーで実績を残しはじめている選手から、次にブレイクが期待される選手まで、フレッシュな顔ぶれが並ぶ。

出場資格が幅広く、暖かい気候のグアムで行われるということもあり、オフの間の合宿でグアムに行きそのまま出場する選手や、大会が終わったあとそのままグアムで合宿に入る選手も多い。今の時期の力試しにはもってこいの大会でもあるのだ。

そんな中からみんなのゴルフダイジェストツアー担当が注目する選手を紹介しよう。

まずは2017年度のプロテストをトップと同スコアで通過した立浦葉由乃だ。プロテスト後のインタビューでは「合格できなかったらゴルフを辞める覚悟でプロテストに挑んだので、トップ通過も狙って獲った。あえて自分にプレッシャーをかけた」と話す気持ちの強い選手。

コーチの奥雅次氏に話を聞いた際も「頭がよく努力を惜しまない選手」と太鼓判を押していた。そんな立浦、LPGA新人戦加賀電子カップでは単独5位と早くも存在感を見せつけている。

画像: 2017年度最終プロテストでトップと同スコアで合格した立浦葉由乃

2017年度最終プロテストでトップと同スコアで合格した立浦葉由乃

負けず嫌いな性格と努力を惜しまない姿勢で2018年最初の試合でスタートダッシュをかけられるだろうか。

同じく2017年度のプロテストをトップと同スコアで通過したのが沖せいら。2016年度はQTランキング1位の資格でレギュラーツアーにほぼフル参戦。レギュラーツアーでの経験を生かしたプロテスト通過だった。経験がモノを言ったのか、LPGA新人戦加賀電子カップではプロ入り初優勝。その経験と実力を発揮して、グアム知事杯も手にする可能性は十分だ。

歴代優勝経験者

続いては、今大会の歴代優勝者だ。まずは2017年度優勝の小宮満莉花。風の強いコースで苦戦するなか、1日目を68としトップで2日目を迎えたが、2日目は調子を崩してしまい保坂真由とのプレーオフ。「最後の短いパットも手が震えた」とプレッシャーのかかる中、優勝を手にしていた。2017年と同じコースでの開催なので地の利を生かした戦いかたができれば、連覇の可能性も大いにありそうだ。

2015年度に優勝したのが村田理沙。当時まだ大学1年生だった村田理沙は女子大生優勝として話題に。その後2016年にプロテストにも合格し、現在はステップアップツアーを中心に活躍している。小宮と同じく、自分が優勝したコースでの戦いなので、他の選手よりも自信を持って戦えそうだ。

画像: 2015年度優勝の村田理沙

2015年度優勝の村田理沙

そして2014年度優勝者の山村彩恵。残念ながら山村が優勝した時のコースではないが、過去2回今回のコース「レオパレスリゾートカントリークラブ」でも戦っている。ステップアップツアーを中心に試合に出ているがレギュラーツアーへの出場経験も多く、女子レギュラーツアー「マンシングウェアレディス」のドラコン大会で2位になったこともあるほど実は飛ばし屋。強い弾道でグアムの風に勝てるか。

最終プロテスト出場研修生

画像: 2018年度は台湾ツアーを中心に戦っていく脇元華

2018年度は台湾ツアーを中心に戦っていく脇元華

最後は2017年度の最終プロテストには通らなかったが注目の選手、脇元華だ。2018年に成人式を迎えたばかりの脇元は、2017年には台湾女子ツアーのQTに挑戦しトップ通過を果たしている。これにより台湾女子ツアーの2018年シーズン参戦権を得ており、日本だけでなく台湾でも腕を磨いていくことが決まっている。日本を離れ台湾で戦っていくためにも、グアム知事杯でその実力を示しておきたいところだ。

他にも、賞金ランキング26位により2018年度レギュラーツアーの出場権を持っている岡山絵里や、レギュラーツアーでの優勝経験もある、ホステスプロの藤田光里も参戦。若手女子プロの登竜門「グアム知事杯」をぜひチェックしてみよう。

This article is a sponsored article by
''.