ゴルフ場には「初心者を悩ませるアイテム」がたくさんあるが、その中のひとつに「ティグラウンド脇の砂場」がある。ティグラウンドの脇に砂……一体なにに使うのか。ぜひ、知っておこう!

こんにちは! ビギナー編集Aです。コースデビューからしばらくは、自分の腕にも自信がなかったのでキャディ付きのラウンドをしていたのですが、ようやくセルフでもプレーができるようになってから、お恥ずかしながらティグラウンド脇の「砂場」の役割を知りました。

もちろんなんのためか知っているよ! という人が多いかとは思いますが、ラウンド経験の少ないビギナーの中には「実は知らない」という人も少なくないはず! さっそく、説明していきましょう。

ティショットをアイアンで打ったりフェアウェイからアイアンを打つときに、クラブヘッドで削られるボール付近の芝生をディボットと言います。また、この削れ跡のことはディボット跡と呼ばれます。ここまでは初心者でも知っている、もしくは「言葉は聞いたことがある」という人が多いかと思います。

さて、ディボット跡をそのまま放っておくと、その部分の芝は枯れてしまいます。なので、ディボット跡を適切な方法で修復しなければいけませんし、コースをケアするというのはゴルファーの重要な義務のひとつでもあります。ディボット跡の修復には「目土」を使うのが一般的です。目土は砂、または砂と芝の種を混ぜたもので、ディボット跡を埋めることで芝の根の乾燥を防ぎ、芝芽の再生を促すことができます。

もうお分かりですよね! ティグランドの脇の砂場に詰められているのが、その「目土」なのです。

画像: 自分が作ったディボット跡は自分で埋めるのがマナー

自分が作ったディボット跡は自分で埋めるのがマナー

この目土にはコースをケアするという理由以外にも、後続のプレーヤーに対しての配慮という意味も含まれています。ディボット跡を放置すると、そこに後続のプレーヤーのボールが入ってしまうことも考えられますからね。後続のプレーヤーへの気配りの観点からも目土は必要なんです。

ちなみに、日本の多くのコースで、フェアウェイに用いられている「高麗芝」は、まず地下茎が地中横方向に発達し、そこから芽が縦に伸びていくため、目土によって地下茎を保護することが重要なのだそう。

それに対して、ベントグラスに代表される西洋の寒冷地品種芝、いわゆる「洋芝」のフェアウェイの場合は、芝の切れ端をディボット跡に戻しておくだけで芝が再生するそうです。

画像: カートの後ろにぶら下がっていることが多いが「マイ目土袋」を持っているとグッドマナー!

カートの後ろにぶら下がっていることが多いが「マイ目土袋」を持っているとグッドマナー!

この目土用の砂袋ですが、たいていの場合はカートの後部にぶら下がっているので、次回のラウンドでぜひ確認してみましょう。アイアンショットの際は、クラブ2、3本と一緒にこの目土袋を持っていくのを習慣にしたいもの。ダフリがちな私たちビギナーこそマナーを守って気持ちのいいラウンドをしたいですね!

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