さらに曲がらない「G400MAX」
プロゴルファー・中村修(以下、中村):まず「G400MAX」ですが、これは宮里優作プロや鈴木愛プロなど多くのプロが使って話題となった「G400」シリーズの最新モデル。飯島さん、第一印象はいかがでしたか?
飯島正史クラフトマン(以下、飯島):ヘッドの投影面積が大きく、ロフトも多く見えて「当たりそう」「上がりそう」という安心感があり、すごくやさしそうなクラブだと思いました。とてもピンらしいドライバーですね。

ゴルフ5世田谷店のクラフトマン、飯島正史さん(40歳、ヘッドスピード48m/s、平均スコア82)
中村:僕は、構えた感じ、ヘッド体積が445ccだった「G400」よりも、その前のモデル「Gドライバー」に近い印象を受けました。
飯島:なるほど、そういう雰囲気、ありますね。でも実際に打ってみると、弾きがよくて曲がらないので、僕は「G400」からの流れを強く感じました。

ヘッドサイズは460cc。ピンらしく、ミスヒットに強そうな安心感がある
中村:「G400」もピン史上最大の慣性モーメントを誇るモデルで「曲がらない」と評判でしたが、「G400MAX」はさらに曲がらないですよね。
飯島:はい、芯を外してもヘッドが全然ブレません。そして、球がつかまるのにフックフェースになっていないから、すごく構えやすい。アベレジーゴルファーがやさしく使えるドライバーとして、かなり完成度が高いと思います。
中村:ソールしたときに少しお尻が下がるから、フェースがかぶって見えないんですね。すごく座りがいい。総重量も、オリジナルシャフトで283gと軽めですから、パワーがなくても使えますね。

460ccとなりさらにやさしくなった「G400MAX」
飯島:その「アルタ ディスタンザ」というオリジナルシャフトは、40gの軽量シャフト。これならヘッドスピードが40m/s未満の人でも扱えますが、シャフトはこれだけでなく、選択肢が豊富。合計6種類のシャフトから選べるというのは、本当にすごい。
中村:「アルタJ CB」のSRは50g、「ツアー173-75」のXならなんと80g! 30gも違うわけですから、まったく“別物”。こんなに選択肢があれば、必ず自分に合うシャフトが見つかりますね。

シャフトバリエーションが豊富で、選択肢の幅が広いのも大きな特徴
飯島:はい。いままでクラブ選びに困りがちだった「パワーはあるけど、まだ上手じゃない」というような若くてキャリアの浅い人にもピッタリな組み合わせが見つかるし、クラフトマン、フィッターとしても嬉しいクラブです。
シャープに振り抜ける“軽・硬”クラブ「GX」
中村:次は、ミズノの「GX」。これはどんなクラブだと感じましたか?

黒を基調としたシンプルでシックなデザインの「GX」ドライバー
飯島:簡単に言ってしまうと、ミズノが従来展開していたアスリート向けの「MP」シリーズと、アベレージ向けの「JPX」シリーズの中間のイメージになると思います。「MP」の精悍なイメージのデザインに、「JPX」のようなやさしさを兼ね備えた、新シリーズならではの「いいとこ取り」のクラブ。
中村:ヘッドも大きく見えるし球もつかまるやさしいクラブですが、僕はいままでのミズノ製品とは少し違うテイストを感じました。
飯島:そうですね。ヘッドの重心距離が長いのもその理由の1つかもしれません。
中村:ミズノのクラブって、重心距離が短くて機敏に動くヘッドの印象がありますからね。これはもっとオートマチックな操作性です。打感もかなり弾く感じがします。

重心距離が長めでオートマチックな操作性なので、曲がらずに飛ばせる
飯島:「軽・硬」というシャフト設計のコンセプトも、いまどきの流行りに乗っています。
中村:シャフトがSRで44g。37gの軽量グリップが装着されていて、総重量284gとかなり軽いんですが、振ってみるとしっかり感があって、すごくシャープに振れます。
飯島:このシャフトは、カーボンナノチューブと炭素繊維を複合化させた「MFUSIONテクノロジー」という新技術を使っているそうです。軽いのにハリがあって、強振しても振り負けない。クラブを「軽いもの」として設計し、スピーディに振れるようになっていますね。

軽いがしっかりしたシャフトで、シャープに振り抜ける
中村:どんな人に合いそうですか?
飯島:かなり幅広い人に合うと思いますが、クラブをシャープに振って飛ばしたい人。クラブが軽めでクラブ自体が運動しやすいので、カット軌道でフェースを返せずスライスしている人にとっては、スライスを抑えるお助け効果も期待できると思います。

「GX」は、スライスに悩む人にとって、大きな助けになりそうなドライバーだ
中村:「G400MAX」も「GX」も、試打できるんですよね?
飯島:はい。各店舗で試打クラブを揃えています。「G400MAX」は、シャフトバリエーションが豊富なので、ぜひいろいろ打ち比べて、自分に合ったスペックを見つけてほしいですね。
中村:「GX」の独特の振り心地も、実際に打って体感してもらいたいです。すごくハマる人がいると思います。軽いのに暴れない純正シャフトに絶対の自信を持つ「GX」に対し、多数のシャフトバリエーションで幅広いゴルファーをカバーする「G400MAX」。これは、試打をせずには選べませんね。
飯島:その通りだと思います。ぜひ、気軽にゴルフ5へ足を運んでもらって、気兼ねなく打ち比べてもらいたいですね!
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ピン「G400MAX」、ミズノ「GX」の試打クラブは全国のゴルフ5の店舗に豊富に取り揃えられている。飯島クラフトマンのように商品知識豊富なスタッフがどの店舗にも常駐しているので、必ずや最適のスペックが見つかるはず。下のリンクから近くの店舗を探して、気軽に試打に出かけてみよう。
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